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インバウンド市場のリアリティ > インバウンド市場のリアリティ 02

インバウンド市場の現状と訪日客の特徴
ゲスト:須田健太郎氏(株式会社フリープラス 代表取締役社長CEO)


概要:
インバウンドは、日本では近年まれに見る右肩上がりの純増市場である。観光ビザの緩和やLCC(格安航空会社)の就航率が増えたこともあって、訪日旅行者は1千万人を突破、現在も増え続けている。だが、訪日者の行動様式と消費傾向を見ると、発国によって大きく変わることが分かった。
本講義では、第1回目で見たアジア旅行客の概要をさらに推し進め、引き続きフリープラス須田健太郎氏に、各国の消費動向を多角的な切り口で解説いただく。国ごとに全く違う旅行プランや買い物スタイル等、千差万別で興味深い。
外国人旅行者の消費パターンは、国の所得水準や日本への距離、動機等によって左右される。買い物重視の中国、気軽に来る台湾、高額ホテルを選ぶインドというように、外国人の特性を知らないと心に響くものを提供できない。インバウンドビジネスでは、諸外国のニーズに応えるべくプランの熟考を重ね、満足度の高いサービスを提供したいものである。
旅行者の特徴を挙げると、まず一番消費額の多い中国は半分以上が初来日で、有名ブランドを求める傾向がある。多くは化粧品、サプリメント、菓子類を家族や友人の分まで大量購入し、中には個人輸入目的の人もいるので、金額は相当分になる。台湾、香港、シンガポールは成熟したマーケットであるためリピーターも多く、消費額は落ち着いている。ブランド品というより普段日本人が使っている日常品を求める。滞在地は東京より北海道と大阪が人気だ。ベトナム、ミャンマーからは急激に訪日客が伸びている。
ミャンマー人は中国人のようにはしゃぐことはせず、安全志向でおとなしい。日暮里の生地店にある和柄ロンジー(民族衣装)の布が口コミで広がり、高い確率で買っていく。行動的で陽気なフィリピン人はテーマパークが大好きであり、回転寿司、100均ショップ等も好んで行く。インドネシア人もテーマパーク観光が高い確率で入る。ただ、イスラム教が多いため、食事に関してはハラール(イスラム教で許されたもの)レベルを正確に聞かなければならない。ヒンズー教のインド人も食事には要注意だ。基本はベジタリアンで、9割以上がインドレストランへ行くという。面白いところでは、タイ人の観光にはカニを河口湖で食べるコースが大人気だという。これも口コミで広がったようだ。以上のように、インバウンドは国によって大きく違う。
今後も増える外国人旅行客に対して、フリープラスのようなランドオペレーター(旅行の企画・手配会社)の役割はますます重責となるだろう。次回は、受け入れ側の日本が今後するべきこと、注意する点を、続けて須田氏に伺う。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 インバウンド市場の現状と訪日客の特徴
0.0: 1.0: 13 代表プロフィール
0.0: 1.0: 57 成長事業の事業系統図
0.0: 5.0: 44 インバウンド市場の状況 - 訪日外国人旅行者の推移
0.0: 6.0: 20 インバウンド市場の状況 - 訪日外国人旅行の消費額(1)
0.0: 7.0: 38 インバウンド市場の状況 - 訪日外国人旅行の消費額(2)
0.0: 8.0: 21 【再掲】インバウンド市場の状況 - 訪日外国人旅行の消費額(1)
0.0: 9.0: 49 【再掲】インバウンド市場の状況 - 訪日外国人旅行の消費額(2)
0.0: 10.0: 57 各国の状況 - 中国
0.0: 12.0: 12 FREEPLUSにて取り扱っている中国からの訪日客の状況
0.0: 14.0: 0 各国の一人あたり消費額(円)および費目別購入率(%)推移 - 中国
0.0: 21.0: 38 各国の状況 - 台湾
0.0: 22.0: 18 FREEPLUSにて取り扱っている台湾からの訪日客の状況
0.0: 23.0: 36 各国の一人あたり消費額(円)および費目別購入率(%)推移 - 台湾
0.0: 25.0: 28 【再掲】FREEPLUSにて取り扱っている台湾からの訪日客の状況
0.0: 25.0: 35 【再掲】FREEPLUSにて取り扱っている中国からの訪日客の状況
0.0: 25.0: 44 【再掲】FREEPLUSにて取り扱っている台湾からの訪日客の状況
0.0: 29.0: 43 各国の状況 - 香港
0.0: 29.0: 57 各国の一人あたり消費額(円)および費目別購入率(%)推移 - 香港
0.0: 31.0: 8 各国の状況 - ベトナム
0.0: 31.0: 30 FREEPLUSにて取り扱っているベトナムからの訪日客の状況
0.0: 31.0: 52 【再掲】各国の状況 - ベトナム
0.0: 38.0: 36 各国の状況 - タイ
0.0: 38.0: 49 FREEPLUSにて取り扱っているタイからの訪日客の状況
0.0: 39.0: 44 各国の状況 - インドネシア
0.0: 40.0: 7 FREEPLUSにて取り扱っているインドネシアからの訪日客の状況
0.0: 43.0: 0 各国の状況 - シンガポール
0.0: 43.0: 16 FREEPLUSにて取り扱っているシンガポールからの訪日客の状況
0.0: 44.0: 38 FREEPLUSにて取り扱っているインドからの訪日客の状況
0.0: 45.0: 54 タイ人 訪日客の特徴
0.0: 50.0: 29 ベトナム人 訪日客の特徴
0.0: 51.0: 59 インドネシア人 訪日客の特徴
0.0: 52.0: 37 フィリピン人 訪日客の特徴
0.0: 53.0: 30 ミャンマー人 訪日客の特徴
0.0: 56.0: 22 インド人 訪日客の特徴
講師紹介: 楠木 建(くすのき けん)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
専攻はイノベーションのマネジメント。新しいものを生み出す組織や戦略について研究している。とくにコンセプトを創造する組織やリーダーシップに関心をもっている。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部およびイノベーション研究センター助教授(1996)を経て、2000年から現職。
主な著書に『Managing Industrial Knowledge』(共著・Sage 2001)、『ビジネス・アーキテクチャ』(共著・有斐閣 2001)、『知識とイノベーション』(共著・東洋経済新報社 2001)など。論文多数。

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  アシスタント:渡名喜 織恵

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