ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ156:川上真史

成果主義とストレス
問いかけ:成果主義のどんなところがストレスがたまりますか?


概要:

--成果主義のどんなところがストレスがたまりますか?

成果主義の導入は社員にストレスを与えることになります。そこで今回「成果主義の行き 詰まりの原因とそのために必要なこと」と「ストレスにつぶされないための対策を個人サ イドと企業側サイドのそれぞれにおいて紹介します。

プレッシャーをかけるだけでは、成 果は高まりません。そして「成果をあげつづけることができるようなプロセスを設計する ことが必要である。」ということを解説していきます。

成果主義の行き詰まり

成果主義の大きな問題として「短期指向化」が挙げられます。
典型例として、第一に「こ ぢんまりとした成功の増加」があります。一般に、パイパフォーマーと言えば大きな成果 を上げる人材を思い浮かべますが、短期指向化してしまうと、大きな成果のために時間を かけるより、目先の成果の為に小さな成果を求めがちになってしまいます。

第二には「目 標数字のつじつま合わせ」があります。一般に目標管理制度は、長くて1年、通常半年位 で成果を評価します。そして、この評価が給与や昇進に繋がっているため、どうしても短 期の成果を追いかけることになります。そして、数字のつじつま合わせということも起こ り、目標数字の達成の為には後先を考えず、とれる仕事は何でもとるという行動も誘発し てしまう為、問題を生じさせかねません。

第三には「育成的視点の欠落」があります。こ れは自分自身の数字を達成することが精一杯で、時間のかかる部下育成がおろそかになる ということです。

そして最後に「早期の管理職抜擢による不適応」が挙げられます。日本 では、優秀な人材は管理職へ昇進という意識があるため、少しでもプレーヤーとして成績 を上げると、抜擢人事で管理職としての適性も考えず、昇進させてしまう事例を良く見受 けます。しかし、管理職としての適性のない人は、成果を上げることはできず、本人にと っても、会社にとっても不幸な結果になってしまうということが散見されます。

このよう に短期指向化の問題が生じると、次に起こるのが社員の「虚無感」と「モラールダウン」 です。成果主義は、成果を上げた人に対して厚遇する制度なのですが、あまり給与差がつ いても思ったより、人は面白いと感じないのではないでしょうか。むしろ仕事のやりがい や充実した仕事をすることの方がモチベーションを上がると思います。

また、目標を達成 しホッとしても、すぐに次の目標設定が待っています。そしてその目標も短期的な成果を 追うもので、喜びを感じるような成果に取り組めないということは、非常につらいもので す。それでもまだ、伸びている企業ならば良いと思います。しかし、これが伸びていない 企業だったら従業員は更に厳しい現実に直面します。

ストレス

「疲労」「倦怠感」「イライラ」「攻撃性」「混乱」「健忘」「乱雑」「理由のない退職願望」 「早期覚醒」「他者への忌避」「自信喪失」「無反応」「極度なこだわり」「酒乱」などが急に 出てきたらストレスの予兆です。
進み方としては、まず朝、仕事に行きたくなくなる。そ して不眠、体調不良などの症状が表われ、イライラ、攻撃性などの精神面の変化が起こり ます。そして最後には、出社できないなどの不適応となってしまいます。

原因としては「将 来への不安」、常に仕事を考えていなければいけな

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 成果主義とストレス
0.0: 0.0: 49 成果主義とストレス
0.0: 1.0: 58 今日の内容
0.0: 2.0: 35 問いかけ
0.0: 5.0: 15 成果主義の行き詰まり1
0.0: 7.0: 43 成果主義の行き詰まり2
0.0: 9.0: 25 短期指向化の典型例
0.0: 22.0: 23 虚無感の原因
0.0: 26.0: 32 成果主義の行き詰まり3
0.0: 31.0: 18 ストレスの予兆
0.0: 38.0: 40 ストレスの進み方
0.0: 41.0: 16 ストレスの原因
0.0: 45.0: 33 対策~個人サイド編~
0.0: 48.0: 46 集団がもつパワー
0.0: 50.0: 33 集団とは何人からか
0.0: 51.0: 43 集団に対抗できる場合
0.0: 52.0: 39 対策~企業サイド編~
0.0: 55.0: 43 グループ効率
0.0: 57.0: 7 今日のまとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

『川上 真史』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:日下 千帆

Copyright(c)