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【HD】アントレプレナーライブ > アントレプレナーライブ 189

恐るべし このパワー
ゲスト:吉田博一氏(エリーパワー株式会社 代表取締役会長兼社長)


概要:
現在、使用可能な電力には太陽光、風力、原子力等が存在するが、規制や安全性も含め、まだベストな状態とは言えない。電気を効率的に使うためには蓄電池が最適であり、今後の新しいマーケットになると立ち上がったのが、エリーパワー株式会社だ。本講座に招いた会長兼社長の吉田博一氏は、住友銀行副頭取、住銀リース社長を務めた後、慶應大学で電気自動車と出合い、2006年、4人で資本金315億円という起業スケールだ。69歳でスタートした「恐るべしパワー」の全容を語っていただく。
吉田氏は住銀リース時代、返送品処理における環境問題に直面、その後、電気自動車がヒントとなり、クリーンで安全な貯蔵用リチウムイオン電池のビジネス化を決意した。小型電池を大型定置用にすることは困難と世間の厳しい声を聞きつつも、事業化すればエネルギー問題や高齢者雇用、国内の製造業を守ることにも貢献でき、日本の技術力をもって世界一になると確信、まずは資金集めに日本中を歩いた。工場建設費も含めトータルで315億円もの資金を集められたのは、銀行員時代に営業で一日90件回り、人を見る目が養われたことと、自分たちの構想に近い企業へ出向いたことだ。大手ファンドではなく事業会社が主な出資者というかたちは、今後、新しい日本のベンチャースタイルになると、吉田氏は言う。当初の主な販売先である大和ハウスは、住宅用に、安全なリン酸鉄を使用した製品を開発、後の性能向上で住宅メーカーの契約が伸び、現在約2万5千戸が導入している。2019年には太陽光買い取り制度終了を迎え、蓄電池のさらなる普及が見込まれる。

節目になったのは、2011年3.11における計画停電で、介護施設の緊急要請に応えた可搬型蓄電器システム「パワーイレ」が大量需要の第一歩となった。高品質・安定生産と、高齢労働者にも対応するため工場を完全自動化。取引先はホンダ、NTT、海外企業等、世界へ広がりを見せている。創業時メンバー、代表取締役専務執行役員の河上清源氏は、熱意だけで立ち上げたが、責任役割を社長が担ってリーダーシップを発揮、若手とベテランが、いい環境で融合していると話す。講師も、自分の考えを貫きつつ、失敗を一切人任せにしないことに同意し、資金集めの狙い所や会社運営等、社長の底力を絶賛した。吉田氏の座右の銘は「念ずれば花ひらく」。今後は蓄電池も成熟市場となり、選択される時代に突入するだろうが、同社は成長を続けると断言している。詳しくは氏の著書『燃えない電池に挑む!69歳からの起業家・吉田博一』を参照されたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 恐るべしこのパワー
0.0: 0.0: 57 恐るべしこのパワー
0.0: 1.0: 32 代表取締役会長 兼 社長 吉田 博一 プロフィール
0.0: 3.0: 18 会社概要
0.0: 6.0: 53 会社沿革
0.0: 18.0: 7 エリーパワーの理念
0.0: 21.0: 5 リチウムイオン電池の事業環境
0.0: 21.0: 22 エリーパワーの大型リチウムイオン電池の特徴
0.0: 22.0: 16 導入事例
0.0: 23.0: 56 各分野で蓄電システムの導入が進む
0.0: 32.0: 6 成長の鍵
0.0: 45.0: 22 起業の想いを持った瞬間
0.0: 47.0: 32 代表取締役専務執行役員 河上清源 プロフィール
0.0: 56.0: 18 座右の銘
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授/一橋大学イノベーション研究センター特任教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:名和田 知加

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