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【HD】アントレプレナーライブ > アントレプレナーライブ 182

生産者に考えさせる農業ベンチャー
ゲスト:及川智正氏(株式会社農業総合研究所 代表取締役社長)


概要:
本番組では、農業生産者に安定的な収益を確保させ、持続的ビジネスとして確立する画期的流通手法を産み出した農業ベンチャー、株式会社農業総合研究所の及川智正社長から話を聞く。日本における農家は「守られる」存在のイメージがつきまとう中、農家自身による値付けや小売店の指定を可能にし、鮮度を保つために集荷の翌日配送も実現するなど、従来では考えられなかった体制を氏は整えた。能動的生産主体となった農家約6500件と提携して一定の出荷量も確保、生産者・消費者・小売店三方がともに発展することを目指す。
及川氏は1997年に東京農業大学農学部を卒業。エネルギー関連会社に6年間勤めた後、農業生産に3年間従事、さらに八百屋を1年間運営して2007年、資金わずか50万円で農業総合研究所を設立、代表取締役社長に就く。本社は和歌山県。2016年8月期には売上高約12億円、流通総額約55億円まで成長させ、同年、東証マザーズ上場を果たした。氏はメディアへの出演や講演活動のほかに農林水産省委員や大学講師等も務め多方面で活躍する。
及川氏は農業を経験した数年間に「とにかくもうからない」、「消費者から感謝の言葉をもらったことがない」という嘆きを幾度も農家から聞いた。食文化を担う重要な産業なのだから、持続的なビジネスとして魅力ある農産業の確立はできないものかと考えたことが同社設立の発想につながった。農場から生活者まで幾つもの卸段階が介在する従前の流通方法では、生産者が得る利幅は少ない。しかも価格や出荷量の決定権もなく、どこで売られているかも分からない。及川氏はIT(情報技術)を最大限活用、農業総合研究所のみが間に入って両者をコーディネートするプラットフォームをつくった。双方の仕事を経験した及川氏ならではだろう。生産物は全国約60カ所の集荷場に集まる。IT利用で出荷操作を簡便にしたため、一部の集荷場は物流会社やバス会社などに委託している。農家が値づけや小売店の指定を行って出荷した翌日には都心部のスーパー店頭に並ぶ。このスピードも同社の売りだ。消費者は抜群の鮮度に満足し、小売店としても集客効果が期待できる。
これまでのように形が悪いなどの理由で出荷されないこともなく、販売数量も増え農家の経営が安定するようになった。集荷場まで遠い生産者は、タブレットを使って直接農場から代行集荷することも可能だ。自慢の野菜に農家オリジナルカードを入れて消費者とのコミュニケーションを図る動きも出てきた。及川氏は2020年には提携小売店2千店舗、生産者2万件を目標に置く。Passion for agriculture.及川氏の情熱も尽きることはない。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 生産者に考えさせる農業ベンチャー
0.0: 0.0: 55 生産者に考えさせる農業ベンチャー
0.0: 1.0: 50 及川智正 プロフィール
0.0: 2.0: 44 会社概要
0.0: 5.0: 8 農業ベンチャー初上場&ベンチャー日本一
0.0: 10.0: 37 経営理念
0.0: 18.0: 23 経営陣紹介
0.0: 21.0: 58 都会でのスーパー内農産物直売所事業
0.0: 23.0: 39 農家の直売所事業フロー(1)
0.0: 26.0: 33 農家の直売所事業フロー(2)
0.0: 33.0: 54 既存流通との比較
0.0: 37.0: 1 流通価格の比較
0.0: 38.0: 54 「農家の直売所」集荷拠点マップ
0.0: 40.0: 43 業績の推移
0.0: 41.0: 18 新しい事業分野への展開
0.0: 45.0: 16 成長の鍵
0.0: 53.0: 20 起業の瞬間
0.0: 57.0: 38 座右の銘
0.0: 59.0: 20 最後に
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授/一橋大学イノベーション研究センター特任教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:名和田 知加

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