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【HD】ITライブ > ITライブ 238

全天球カメラ RICOH THETA 開発ストーリー
ゲスト:高田将人氏(株式会社リコー 新規事業開発本部 シニアスペシャリスト)


概要:
消費者ニーズが多様化し、かつ経済のグローバル化が進む今日においては、製造業は開発のスピードアップとコスト対応が同時に求められている。その意味で、あらゆる製造業がデジタル技術の活用を必要としている。しかしソフトウェアで何でもできるというわけではなく、実際にはハードウェアの精度や機能こそが競争力であることを忘れてはならない。今回は、製造技術力を活かして、革新的な製品の開発に成功した株式会社リコーに、その開発ストーリーを聞く。
株式会社リコーは、複写機、プリンター製品を中心に、関連サービスを展開する企業である。1936年に設立され、売上高2兆2090億円(2016年3月期)である。 同社の基本戦略は、現在中心となっているオフィス事業の強化、および新たな事業の柱の構築である。そのひとつとして開発されたのが、360度カメラのTHETAである。
THETA誕生のきっかけは、コンパクトカメラ市場の成長鈍化と自社カメラ事業のさらなる発展を求めて、社内にカメラ事業検討ワーキンググループが発足されたことであった。当時の社長によるビジョンに基づき、事業拡大チームと事業創造チームが設置された。事業創造チームには、若手、女性、カメラ事業以外の人材など16名が参加した。 検討の結果、現在は一人が複数台のカメラデバイスを持つ時代であり、気軽に日常を記録するようになっている。そこでその場の雰囲気を撮る「写場」というコンセプトの全天球カメラが発想された。
リコーには、光学系、システム技術、webプラットフォームなどの画像処理技術があり、技術優位性となる。プロトタイプを開発し、使用者へのヒアリングから仮設を設定検証し、開発が認められた。
商品化に向けた方針は、(1)他社が簡単にまねできない生産技術の確立、(2)デジタル巨人(マイクロソフト)との連携、(3)革新的コンセプトを伝える販売チャネルの構築(説明員がいる売り場での展開)であった。 発売後は、多数のメディアから取り上げられるようになり、予想以上に好評だった。市場要望も踏まえて後継機種を開発、開発者サイトを公開し、ユーザーともに開発する姿勢である。
THETA開発においては、同社の光学設計技術、画像処理技術、あるいは省電力技術、排熱技術などが役立った。デジタル分野ばかりではなく、アナログ技術が革新的な製品の開発に大いに役立ったのである。
リコーは、コア技術を核として、今後も新たな分野へ展開していこうとしている。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 全天球カメラ RICOH THETA開発ストーリー
00: 04: 46 株式会社リコー 会社概要
00: 05: 18 自己紹介
00: 09: 23 新規事業の位置づけ
00: 11: 24 360度カメラ発売状況(2016年8月現在)
00: 13: 46 THETA誕生のきっかけ(1)
00: 14: 25 THETA誕生のきっかけ(2)
00: 15: 19 【再掲】THETA誕生のきっかけ(1)
00: 18: 08 【再掲】THETA誕生のきっかけ(2)
00: 20: 06 THETA誕生のきっかけ(5)
00: 22: 01 THETA誕生のきっかけ(3)
00: 23: 46 THETA誕生のきっかけ(4)
00: 28: 40 THETA誕生のきっかけ(5)
00: 29: 07 THETA誕生のきっかけ(6)
00: 30: 15 THETAプロジェクト発足
00: 31: 38 商品化に向けた活動(プロトタイプ開発)(1)
00: 32: 43 商品化に向けた活動(プロトタイプ開発)(2)
00: 34: 46 商品化に向けた活動(マーケティング活動)
00: 36: 51 商品化正式決定
00: 37: 14 商品化準備
00: 38: 57 生産準備
00: 39: 57 プロモーション(1)
00: 41: 15 プロモーション(2)
00: 43: 23 発売発表
00: 45: 13 発売後の市場の反応
00: 46: 03 事業拡大_後継機開発(1)
00: 47: 44 事業拡大_後継機開発(2)
00: 48: 04 事業拡大_API/SDK
00: 49: 07 事業拡大_後継機開発(3)
00: 52: 15 今後:VRトレンドの追い風
00: 53: 32 360度カメラに望まれる機能、要素技術
00: 56: 17 リコー製品の歩みと技術開発
講師紹介: 江崎 浩(えさき ひろし)


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  アシスタント:福山 知沙

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