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【HD】ITライブ > ITライブ 235

ファナックのロボット開発への取組みと今後のビジョン
ゲスト:稲葉清典氏(ファナック株式会社 専務取締役 ロボット事業本部長)


概要:
次世代の製造業はIoTと連携することによりその様相を変えようとしている。ドイツから始まったIndustrie4.0はグローバルに注目されており、日本の工場も人工知能等と結びつくことにより、高度な自動化を進めていこうとしている。工場のような長期的に使用される場所でITがどのように活用されるのかを産業用ロボット分野のリーダーカンパニーであるファナック株式会社のロボット事業本部長である稲葉清典氏に聞く。
ファナックは、1972年に設立された山梨県に本社を置く企業である。2016年3月期の予測売上高は、6174億円、経常利益は2269億円。社員数は6267人であり、そのうち3分の1が研究員である。FA分野を主力商品としており、その他応用商品や産業用ロボットを扱っている。狭い範囲で深く掘り下げる商品技術展開を行っているが、決して技術をクローズ化しているのではなく、オープンに他社のイノベーションも取り入れている。
ファナックの基本ポリシーは「生涯保守」である。製造中止の部品も備蓄しており、ない場合は代替品で修理を行う。 さらに世界中の工場の稼働率向上を目指し、「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」商品を提供している。
たとえばある工場では、ファナックのデータセンタが顧客工場のデータを解析し、モータ故障の兆候を検知、故障する前にモータ交換することで、ゼロダウンタイムを行っている。またバラ積みロボットでは、従来の技術に機械学習の機能をプラスし、成功率を高めている。
ただしロボット化による100%自動化は、コスト面からいってもフレキシビリティーからいっても現実的ではない。かといって人が中心に働く場所へのロボット導入は危険であるしハードルが高い。ファナックは人と一緒に働くロボット(協働ロボット)を目指している。\
協働ロボットを実現するためには、接触停止(人に触れると停止する)、退避モード(人が押すとアームが退避する)、反転動作(反転して挟み込みを軽減する)が必要である。
ファナックの開発ロードマップによると、現在は機械が知能化する段階であり、近未来には機械が自律分散していくと考えている。
もっとも理論と実際には壁がある。「技術には歴史がある。しかし技術者には過去はない。ただ創造あるのみ」という創業者の言葉に則り、これからも狭く深い技術分野を追究していきたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ファナックのロボット開発への取組みと今後のビジョン
00: 04: 29 プロフィール
00: 05: 28 ファナックの概要
00: 07: 21 ファナックロボット開発の歴史
00: 09: 08 ファナックの歴史
00: 12: 52 商品ごとの3事業本部
00: 15: 50 生涯保守
00: 19: 36 工場の稼働率向上
00: 20: 14 「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」
00: 21: 48 知能ロボット導入による稼働率向上
00: 24: 36 資料(1)
00: 28: 32 ロードマップ(1)
00: 28: 41 ロードマップ(2)
00: 29: 47 ロードマップ(3)
00: 30: 46 ゼロダウンタイム(ZDT)の予防保全機能(1)
00: 31: 43 ゼロダウンタイム(ZDT)の予防保全機能(2)
00: 32: 59 バラ積みロボットの例 従来技術に機械学習をプラス(1)
00: 33: 18 バラ積みロボットの例 従来技術に機械学習をプラス(2)
00: 33: 50 バラ積みロボットの例
00: 38: 10 分散型学習による協調(1)
00: 38: 26 分散型学習による協調(2)
00: 42: 01 【再掲】ロードマップ(3)
00: 43: 16 FAの考え方:システムの費用対効果
00: 43: 43 ロボット化のバランス
00: 44: 00 協働ロボット 開発の背景
00: 44: 41 協働ロボット 安全機能
00: 46: 02 協働ロボットのアプリケーション
00: 48: 32 ロードマップ(4)
00: 51: 19 学習における実装の壁
00: 55: 13 資料(2)
00: 57: 22 資料(3)
講師紹介: 江崎 浩(えさき ひろし)


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  アシスタント:植村 智子

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