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IoTが経営に与えるインパクト > IoTが経営に与えるインパクト 01

IoT/データ活用時代のビジネス戦略


概要:
IoTとは、経済や生活を支えている機械や消費材等、身の回りの「モノ」が相互接続し、社会に新しい価値を生み出すことである。当番組は、現在起こっている変革を経営者側に立って分析し、今後の業務の在り方を考察していく。講師の稲田修一氏は、データ活用によるビジネスモデルの研究者であり、情報未来創研では主にリーダー向けのコンサルを行っている。
第1回は「IoT/データ活用時代のビジネス戦略」をテーマに、今後どのような価値創造が可能になるのか、われわれはどう対応していけばいいのかを解説する。
情報通信の世界は、IoT、人口知能、ビッグデータ等の活用により、見えなかった事象の「見える化」が起こっている。身近な例では、東大日次物価指数の開発によって日々の物価動向が即時に把握できたり、企業内の人と場所にセンサーを付けることで、組織の状況をデジタル数値として理解できる。また、インフラでも威力を発揮する。道路陥没調査では、車体下部からマイクロ波を照射して、素早く異常箇所を発見できるようになった。コンピューターは一層、強力な技術を持つことで、データ収集領域や予測モデル精度が広がり、ビジネス上のイノベーションを加速させている。製造業を見ると、工程上の最適運用、売れ行き予測や故障予測を可能とし、農業では、農産物の収穫量と時期を予測。この技術は一工程管理にとどまらず、広くバリューチェーン管理ができるので、全体を可視化し、事業の迅速化、精密化にもつなげている。
IoT/データ活用は、ビジネスの変革事象も起こしている。コマツの「KOMTRAX」というシステムは、建設機械を遠隔操作するもので、ものづくりと情報サービスの融合が行われている。車の自動運転装置が実現すると、自動車メーカーが無人タクシーを開発して運送サービスに参入したり、ドローンを飛ばして無人配送したりと、今度は異業種間の競争が起きかねない。だが、競争を避けるのではなく、既存の事業領域を踏み越えて新事業の価値を創造した方が面白いことができるだろうと講師は助言する。変革の流れに乗るには、トップのリーダーシップが重要だ。まず自前主義から協働へと軌道修正をする。その際、戦略として守るべきクローズ領域と、データの共有や相互関係の醸成が大切なオープン領域を選定し、二つを仕分けしてイノベーションを考えていく。
最後に稲田氏は、ドラッカーの「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ」という言葉を掲げ、ぜひIoTを活用して企業の未来を創造してほしいと語った。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 IoT/データ活用時代のビジネス戦略
00: 00: 59 稲田修一(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)
00: 02: 57 現在、情報通信の世界で起こっていること
00: 04: 28 今まで見えなかった事象の「見える化」
00: 06: 06 人や組織の活動の「見える化」
00: 10: 15 道路路面下の空洞検出
00: 12: 34 福岡市の路面下空洞調査の結果(平成24年度~26年度)
00: 15: 08 一段と強力になったコンピュータパワー
00: 18: 10 IoT/データ活用によるイノベーションの加速
00: 21: 00 IoT/データ活用により価値を創造する仕組み
00: 23: 40 ビジネスの変革事例
00: 24: 58 モノづくりとサービスの融合
00: 29: 51 IoT/データ活用が変える業界の境界線
00: 33: 21 ビジネスの前提条件の変更
00: 36: 05 より大きな単位や経営視点での価値創造(工程管理からバリューチェーン管理へ)
00: 40: 01 バリューチェーン管理の簡単な例
00: 45: 51 ビジネス変革への対処方法
00: 47: 26 トップのリーダーシップ
00: 51: 12 変革を予測した価値創造
00: 54: 21 自前主義から協働への軌道修正
00: 56: 31 まとめ
講師紹介: 稲田 修一(いなだ しゅういち)


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  アシスタント:小川 りかこ

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