ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 638

政府の働き方改革の射程と企業の働き方改革
ゲスト:中村天江氏(リクルートワークス研究所 主任研究員)


概要:
日本では人口減少が著しく、企業では人手不足が深刻になる中での人材確保、生産性向上、個人では子育て・介護・治療と仕事の両立など、さまざまな観点から働き方改革の推進が必要とされている。働き方改革は、政府が何を意図して、どこをどのように改善しようとしているのか、企業側はどのように理解して受け止めるべきか。本番組では、労働政策のプロであるリクルートワークス研究所主任研究員の中村天江氏を招き、政府の思惑と企業の対応の仕方を模索する。
高度経済成長期につくられた日本的雇用の仕組みは、4割まで進んだ非正規化により、結婚しにくい、子どもを育てづらい状況が助長され少子高齢化がさらに進展、長期的に持続可能な社会そのものが根本から崩れようとしている。政府は働き方改革実行計画として9項目を策定。昨年度の調査によると企業は働き方改革を73%が実施しているが、有休取得促進、定時退社設定、残業時間に上限を設ける等、取り組みやすく、影響が多岐に表れる労働時間削減が中心となっている。政策上では、それらに加え、中高年の転職、シニア再就業促進、外国人技能実習制度見直しや高度外国人材受け入れ制度も議論が進み、「女性活躍推進法」「若者雇用促進法」等、多様な人材が企業の中でより活躍していけるような環境整備を推進中である。

かつては非正規社員といえば、夫が正社員で、妻が副収入を得るためにパートやアルバイトで働くのがメインであったが、就職氷河期以降、正社員を経ず契約社員や派遣等で働く人たちが増加。非正規で働く人は、処遇、教育訓練、賃金、福利厚生の面で正社員に比べて不満が大きい。有期社員の無期転換と派遣の雇用安定措置は本格化、最低賃金の引き上げ、同一労働同一賃金の推進等、待遇向上に向けた取り組みも進んでいる。平均寿命が延びる一方、正社員でも定年まで雇用が守られて年金で平穏に暮らせる未来が描ける時代ではなくなり、個人がキャリアを将来にわたって切り開いていく機会が求められている。長い職業人生の中で選択肢を増やしていくものとして、副業や兼業が解禁されたことは注目に値する。転職や、テレワークなど柔軟な働き方は増えていくと予想される。多様な働き方が広まると個人と組織の契約関係は個別化していく。企業は雇用者と雇用契約や業務委託契約を結び、待遇に関する説明の義務化など守らなければならない法律の範囲が広がり、人材マネジメントは複雑になる。個人の方も契約交渉を主体的に行うことが重要だ。人事は、制度による一律管理から個への対応へと向かっている。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 政府の働き方改革の射程と企業の働き方改革 ゲスト:中村天江氏(リクルートワークス研究所 主任研究員)
00: 01: 08 中村天江氏 プロファイル
00: 02: 24 資料(1)
00: 03: 29 組織人事Live #638 政府の働き方改革の射程と企業の働き方改革
00: 04: 04 なぜ働き方改革が必要なのか?
00: 06: 12 政府の働き方改革実行計画(2017年3月)
00: 06: 40 企業の働き方改革
00: 07: 36 【再掲】政府の働き方改革実行計画(2017年3月)
00: 09: 48 働き方改革法案(2018年4月閣議決定)
00: 12: 56 【再掲】政府の働き方改革実行計画(2017年3月)
00: 15: 07 働き方改革の位相
00: 21: 30 正社員以外で働く人の待遇
00: 24: 42 待遇向上に向けた政策
00: 29: 49 同一労働同一賃金の先
00: 32: 42 副業の価値
00: 37: 03 契約への理解
00: 43: 13 多様な働き方が広まると、個人と組織の「契約関係」は個別化し、契約の重要性が高まっていく
00: 49: 47 入職時の賃金
00: 55: 01 資料(2)
00: 59: 18 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

『高橋 俊介』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:岩崎 里衣

Copyright(c)