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【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 633

組織人事徹底討論 これでいいのか政府の政策・企業の人事(1)
ゲスト:野田 稔氏(明治大学大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授)


概要:
近年、長時間労働は諸悪の根源のように取り沙汰されている。本番組では、明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授の野田稔氏をゲストに招き、「これでいいのか政府・企業の人事」と銘打って、講師である高橋俊介氏と2回にわたり徹底討論を繰り広げるシリーズの第1回目。健康経営と長時間労働問題、社会および企業の視点から見たシニアの活用、イノベーション(革新)への対応など、饒舌な二人の本音トークをお楽しみいただきたい。
過労死には、属人的な長時間労働が直接原因となる身体的過労死と、心理的に追い込まれた結果から長時間労働に依存してしまう精神的過労死の、2種類ある。後者の場合、時間管理だけでは問題は解決しない。上司が部下を叱咤激励し、部下は上司に追従していけば生産性が上がる時代ではなくなっている。組織マネジメントの在り方と基本的ビジネスモデルを根本的に合わせるように、経営の視点で物事を考えて変革していかなければならない。仕事一筋で頑張ってきた中高年にとっては、いざ定時で退社しても空いた時間を持て余す人もいる。自己啓発やボランティア活動の習慣もなく、自分で変わろうと思わない人は、余暇を有効に使うことが難しい。企業が社員に健康な時間の使い方を学ばせることが必要だ。

組織では他人に関心がない風土を排除し、心身共に調子が悪そうな人には気付けるような職場環境や人間関係を構築する。シニアを活用するには、年齢に関係なく受け入れられるか、よそ者を偏見なく迎えられるかがポイントとなる。一つの会社に長く勤めていると、経験の蓄積によりキャリアができていると思い込み、新しい分野に挑戦することを怖がる人が意外と多いが、一歩踏み出せば自分の力を発揮できる働き場所はあるものだ。地方中核都市であれば医療や教育面などは問題なく、首都圏に固執することはない。Uターン、Jターン、Iターンだけでなく、妻の実家がある土地へ移り住む「嫁ターン」が奏功する場合もある。

日本では従来、第一線の働き方を単純化して若者のやる気をあおり、昇進でキャリアをつくるタテ社会型組織が主流だった。業務が複雑化した現在、長期にわたって価値を産み出し、継続できる職務の増加が企業には求められる。イノベーションは目的ではなく手段だ。「0→1」(何もないところから何かを産み出す)人材より、「1→10」(産み出された種を成長させる)人材を大切にし、革新を進めるマネジメントが重要だ。全ての起点はビジネスモデルにあり、時流に合った柔軟な対応こそが人事の要となる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 プロフェッショナルのキャリア形成
00: 01: 44 組織人事徹底討論 これでいいのか政府の政策・企業の人事 第1回
00: 02: 28 健康経営と長時間労働問題(1)
00: 03: 00 健康経営と長時間労働問題(2)
00: 15: 19 シニアの活用 社会の視点から(1)
00: 16: 30 シニアの活用 社会の視点から(2)
00: 29: 58 シニアの活用 企業の視点から(1)
00: 30: 47 シニアの活用 企業の視点から(2)
00: 45: 57 イノベーションへの対応(1)
00: 47: 15 イノベーションへの対応(2)
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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