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【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 624

「災害から社員を守る」災害産業保健の考え方
ゲスト:森 晃爾氏(産業医科大学 産業医実務研修センター長)


概要:
厚生労働省や経済産業省が、健康づくりを通じて生産性の向上や組織の活性化を図ることを推進する中、企業でも健康経営に関心が高くなっている。労働者に対する使用者の安全配慮義務違反(健康配慮義務)も法律で明文化されている。
本番組では、産業医科大学産業医実務研修センター長である森晃爾氏を招き、業務に直接関わる部分だけでなく、メンタル面も含め、本来の健康経営に結び付けるために、企業はどのようにして従業員の安全を守るべきかについて伺う。
BCP(事業継続計画)とは、自然災害や、感染症など広範囲に及ぶ流行病等の緊急事態において、企業がどのように対応するかを包括的にまとめた危機管理計画のことだ。災害や事故だけでなく、不祥事や訴訟問題等で、危機対応を行う人は、さまざまな健康リスクに直面する。多方面から情報を集めて意思決定する仕組みをつくり、役割分担して多様なニーズに対応できるように訓練しておくことが重要だ。損失を抑えるための、事業継続や早期復旧への対応マニュアルはあっても、それを行う人の病気やけが、メンタル面に配慮する機能が欠落していることが多い。
福島第一原発事故では防護服やマスクが必須だったが、いったん身に着けると脱着が困難で、水分摂取や排泄を控えると熱中症になるリスクが生じた。安全と健康を守る優先順位の付け方が大事となる。長期に及ぶ場合、フェーズの変遷を見極め、状況に応じた対応が欠かせない。予想した展開にならないのが危機である。マニュアル厳守ではなく、柔軟に判断して実行することが時には求められる。企業では危機対応者や下請け労働者など、脆弱な立場に置かれる人のケアを忘れてはならない。危機発生の原因が不祥事に絡むことが多いため、労働者の健康影響や予防対策は、ほとんど公表されていない。
森氏たちの研究グループは、実際に危機事象を体験した産業保健スタッフによる聞き取りを基に「危機事象発生時の産業保健ニーズ~産業保健スタッフ向け危機対応マニュアル」を開発。誰でもホームページからダウンロードでき、緊急対応期・初期対応期・復旧計画期・再稼働準備期・再稼働期・季節に関わる問題というフェーズごとに、ニーズやケアについて記載されている。著書『災害産業保健入門』では、国内外における災害産業保健活動の事例も掲載。BCPには、人員の確保に加え、人員の安全と健康確保に関する記述が必要だ。災害大国日本、危機対応組織の中で、安全と健康側面を見る判断力がある専門家を置き、準備や訓練をし危機に備えることを検討していただきたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 「災害から社員を守る」災害産業保健の考え方
0.0: 1.0: 10 森晃爾氏 プロファイル
0.0: 3.0: 49 「災害から社員を守る」災害産業保健の考え方
0.0: 4.0: 7 貴社の事業継続計画(BCP)では、
0.0: 6.0: 9 健康に関する危機はどれか?(1)
0.0: 6.0: 31 健康に関する危機はどれか?(2)
0.0: 7.0: 57 事故発生
0.0: 8.0: 7 危機時に発生する健康関連ニーズ
0.0: 10.0: 27 資料
0.0: 11.0: 17 危機管理組織における各機能の関与
0.0: 12.0: 12 危機時のリスク・ニーズへの対応(1)
0.0: 12.0: 25 危機時のリスク・ニーズへの対応(2)
0.0: 13.0: 2 米国National Incident Management System Incident Command Systemの体制
0.0: 15.0: 33 私たちの経験とその教訓(1)
0.0: 19.0: 19 私たちの経験とその教訓(2)
0.0: 21.0: 12 危機発生時には、トレードオフの関係にある複合的なリスクへの対応が必要! 例(1)
0.0: 22.0: 16 危機発生時には、トレードオフの関係にある複合的なリスクへの対応が必要! 例(2)
0.0: 24.0: 28 フェーズの変遷とともに変化する危機発生時のリスクやニーズへの対応が必要!
0.0: 26.0: 30 危機事態に柔軟に対応できる準備が必要!
0.0: 29.0: 50 危機対応者の中には、脆弱な立場に 置かれる人への配慮が必要!
0.0: 34.0: 3 危機への準備で必要なこと
0.0: 37.0: 1 これまでの知見
0.0: 38.0: 55 危機事象発生時の産業保健ニーズリストの作成
0.0: 41.0: 39 マニュアルの内容(目次)
0.0: 42.0: 25 マニュアルの内容
0.0: 54.0: 28 産業保健ハンドブック⑦ 災害産業保健入門(労働調査会)
0.0: 57.0: 4 まとめ
0.0: 59.0: 16 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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