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CEO・CFOのリスクマネジメント > CEO・CFOのリスクマネジメント 05

ITリスク
~金融サービスとICTリスク~
ゲスト:木下信行氏(元 日銀理事/アフラック シニアアドバイザー)


概要:
第5回目は、ITリスクとして金融サービスとICT(情報通信技術)リスクを取り上げる。銀行における振り込みなどの決済サービスは、実際にお金が動くわけではなくデータベースの書き換えで行われている。預金残高の数字が入るDBサーバーは銀行のコア部分で、データ偽造やなりすましの外部侵入から守るため、巨費を投じて内部サーバー等で多層に塀を固めた立てこもり型になっているが、攻撃と防御のいたちごっこが続いている。
今回は、ICTの進展に伴う金融サービスのこれからの方向性とリスク管理を考察する。
木下氏は、1977年に東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。1986年にJETRO(日本貿易振興機構)のフランクフルト事務所長に就任。その後大蔵省銀行局調査課長を皮切りに役職を歴任。2006年に郵政民営化委員会事務局長、2010年に日銀理事を務め、2014年から現職。訳書に『成長戦略論』、著書に『決済から金融を考える』など多数がある。
従来の籠城型とは真逆の発想から、ブロックチェーンを用いた決済サービスが生まれている。SNSのように対等な端末間を相互に直接接続してデータを送受信する技術を利用することで、誰もが自分のお金の取引を見られるようになる。利用者がパソコンでセルフサービスを行うことで、営業時間外利用やセキュリティーをはじめとするコストが大幅に削減できる画期的な手法だ。社会的な配置を整備した中でシステムを動かす必要があるが、ICT活用による銀行の決済サービスは今後こちらの方向に向かうであろう。
銀行のリスク管理は、監督当局の意向に沿った金融検査マニュアルに基づいているが、経営を行ううえではリスクガバナンスの構築が不可避となる。事業や事務処理を行うフロント・バック部門、リスク管理部門、経営陣の3層でフィードバックを循環すると同時に、内部監査部門による独立した監査を行う。この両輪を回すことで、個々の担当者が状況に応じた判断をするリスク文化が醸成されていく。
モバイル決済に代表されるICTを活用した新たな金融サービス、フィンテック(FinTech)のマーケットが広がっている。日本の産業全体にとって重要なインフラとなるフィンテックがガラパゴス化することのないよう、銀行のみならず全ての既存企業と新興企業が共存、競争するために、政府の環境整備が待たれる。企業経営者はリスクマネジメントの一環として、フィンテックの今後の動向に注意が必要だ。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 ITリスク ~金融サービスとICTリスク~
0.0: 1.0: 1 ゲスト
0.0: 2.0: 37 木下 信行 (Kinoshita Nobuyuki)(1)
0.0: 3.0: 17 木下 信行 (Kinoshita Nobuyuki)(2)
0.0: 3.0: 45 金融サービスの生産構造
0.0: 5.0: 55 ネットワークの形態
0.0: 8.0: 25 預金による決済システム
0.0: 10.0: 8 【再掲】ネットワークの形態
0.0: 10.0: 25 【再掲】預金による決済システム
0.0: 15.0: 19 銀行の決済サービスにおけるリスク管理
0.0: 18.0: 52 【再掲】預金による決済システム
0.0: 21.0: 2 企業経営におけるリスクとリターン
0.0: 28.0: 20 決済サービスに対する企業ニーズの変化と対応
0.0: 34.0: 14 ブロックチェーンを用いた決済サービス
0.0: 34.0: 28 【再掲】預金による決済システム
0.0: 35.0: 13 【再掲】ブロックチェーンを用いた決済サービス
0.0: 39.0: 49 金融検査マニュアルにおけるリスク管理
0.0: 43.0: 18 リスク・ガバナンスの体制
0.0: 45.0: 57 銀行経営におけるICT活用のポイント
0.0: 46.0: 7 【再掲】企業経営におけるリスクとリターン
0.0: 46.0: 17 【再掲】銀行経営におけるICT活用のポイント
0.0: 48.0: 26 フィンテックの促進に向けた政府の役割
0.0: 49.0: 33 決済サービスの革新に関わる法制度上の課題
0.0: 51.0: 49 フィンテックのイノベーター
0.0: 54.0: 51 イノベーションの促進に向けた法制度の課題
講師紹介: 近藤 章(こんどう あきら)


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  アシスタント:袰川 有希 

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