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CEO・CFOのリスクマネジメント > CEO・CFOのリスクマネジメント 02

財務・会計リスク
~日本企業の経理・財務部門の現状と課題~
ゲスト:石田 正氏(カルビー株式会社 常勤監査役/公認会計士)


概要:
番組2回目は、国際的企業会計業務に精通した公認会計士、石田正氏を迎え、日本企業の財務・会計リスクについて論じる。日本のCFO(最高財務責任者)は「Score Keeper」といわれ、財務諸表等の作成のような定型的業務を行う部門のみを統括する場合が多く、外国に比べて担当領域が狭過ぎる。世界では、CEO(最高経営責任者)が進める経営戦略を経理・財務面から支え、「Value Integrator」として、予算管理系の管理会計や定型業務系の財務会計などを一体運用し、企業リスク管理に資する戦略策定を担うのが常識だ。
石田正氏は1972年から1996年にかけ、アーサー・ヤング東京事務所(現アーンスト・アンド・ヤング)、朝日監査法人(現あずさ監査法人)において日本および米国基準の会計監査、経理・財務アドバイザリー業務に従事。監査法人在籍中通算10年間は、シンガポール、ロンドン事務所に駐在。1996年以降は、日本マクドナルド株式会社代表取締役副社長(CFO)、セガサミーホールディングス株式会社専務取締役(CFO)などを歴任、2011年に現職のカルビー株式会社常勤監査役に就任している。著書に中澤進氏との共著『包括利益経営』や『日経BP国際会計基準フォーラム』などがある。
石田氏は、そもそもCFO(Chief Financial Officer)は「最高財務責任者」ではなく「最高財務管理(統括)責任者」と訳すべきであり、「財務部長」、「経理本部長」に匹敵する権限しか実質的に持たない日本の経営体制は適切ではないと指摘する。背景に、日本企業においても1990年代以降、海外でのオペレーション拡大が加速、東京証券取引所の外国人取引比率は60%を占め、連結企業決算も定着、国際的な会計基準の採用も増えてきている経済情勢もある。
CFOは、IT、投資、人事・法務、保険など企業会計に影響する管理部門全てを統括して企業リスク管理を担うのが世界の流れだ。最近は日本企業による海外企業のM&A(合併・買収)も増え、資産査定のプロであるCFOのチェックは欠かせず、現地で人材確保するローカライゼーションも進めたい。企業予算を決定し、業績の将来予測まで行う管理会計と、定型的業務である財務会計は分断管理されがちだ。今後CFOはValue Integratorとして、これらを一体的に運用し、事業継続計画(BCP)制定なども通じて企業価値向上に関与することが求められる。
石田氏は、「強い者でも、賢い者でもなく、変化した者が生き残る」というダーウィンの言葉を引き、「ガラパゴス化」して世界に乗り遅れる恐れがある現状日本企業におけるCFO体制の早急な改革を求める。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 財務・会計リスク ~日本企業の経理・財務部門の現状と課題~
00: 01: 38 基本的な問題意識
00: 02: 36 ゲスト
00: 03: 50 石田 正(Ishida Tadashi)職歴
00: 06: 03 I:概要
00: 09: 18 経理財務部門のガラパゴス化⇔CFO機能からかい離
00: 11: 30 問題意識:日本企業のGlobalization
00: 15: 47 経理財務部門のガラパゴス化からの脱却
00: 26: 53 II:連結経営管理
00: 39: 20 III:管理会計
00: 40: 41 誰が生きた財務情報を欲しているか?
00: 43: 02 IV:財務会計
00: 46: 13 管理会計と財務会計の一体的運用(1)
00: 46: 15 管理会計と財務会計の一体的運用(2)
00: 46: 25 管理会計と財務会計の一体的運用(3)
00: 47: 50 おわりに
00: 47: 55 Score keeperからValue IntegratorそしてPerformance Acceleratorへ
00: 53: 44 安定と変化
00: 55: 45 ルノーのCFOであったムロンゲさんの言葉
講師紹介: 近藤 章(こんどう あきら)


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  アシスタント:袰川 有希 

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