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【向研会】2015年経済から見た今後の経済見通し


概要:
昨年末の12月17日、「2015年経済から見た今後の経済見通し」と題し、大前氏による東京向研会2015経済統括の講義が行われた。同日は米国が0.25%の利上げを実行した日と偶然にも重なったが、2016年以降、米国にお金が集まるという一極反映の情勢がしばらく続くと予想される。その他、世界に大きな影響を与えているのは、中国経済の減速と、IS(イスラム国)等による地政学リスクだ。これまで経験したことのない危機や新しいビジネスが誕生する中で、日本企業の問題点や課題を洗い出し、今後の動向を進言する。
近年、世界全体の流れは減速傾向にあり、特に中国の中低速成長は、諸国にマイナス影響を与えている。過剰製造のだぶつきを処理するダンピングの恐れ、新興国全般に起こっている資金流出と、仲介するブローカーの問題、行き場がなくなった巨大公共事業を海外で実行するためにつくったAIIB(アジアインフラ投資銀行)の実態等、今後の大きなテーマを含んでいる。
一方、インドではモディノミクスが好調であり、成長率はトップだが、ロシア経済の縮小やブラジル政権の汚職等、総じてBRICsは過去のブームとは様相が違ってきた。
米国の問題は、主要企業の海外で保有する資産額が巨大になっており、自国では税金が取れなくなっていることだ。1位はApple社の約20兆円。『Fortune』誌によると、大企業の72%は海外のタックスヘイブンに資金を備蓄し、総額で250兆円になるという。法人税最低国はアイルランド、次がルクセンブルクだが、ここへ本籍を移すためのM&Aも盛んに行われており、企業の課税逃れは年々増加している。
今後期待の持てる国はメキシコとフィリピンだ。メキシコは州によって産業が特化しており、狙いどころは自動車。受け入れ体制も万全なので、関連企業は進出のチャンスだ。フィリピンは人口約1億人で、非常に頭のいい国民性があり、経済大国に成長する期待が持てる。
日本経済を見ると、20世紀型の金利とマネーサプライでコントロールするアベノミクスでは結果が見込めない。その裏で、個人金融資産は1700兆円、企業は350兆円も社内留保している。これを消費に向かわせるためには、人生をエンジョイするプランを企業が提供したり、資産に課税をするのも一つの手だろう。日本企業の課題は、国内市場縮小にどう対応するかである。打開策は、グローバル人材を集め、国内外の事例をよく調べることだ。3千万人まで増えるといわれる訪日観光外国人対策も、空き屋を利用する等、斬新な案もあるはずだ。最後に2016年の課題を申し伝え、質疑応答で締めくくった。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 2015年 経済総括 ~2015年経済から見た今後の経済見通し~
00: 02: 02 要旨
00: 24: 15 1.世界経済の動向(1)
00: 24: 29 1.世界経済の動向(2)
00: 25: 11 1.世界経済の動向(3)
00: 28: 15 1.世界経済の動向(4)
00: 30: 04 1.世界経済の動向(5)
00: 34: 21 1.世界経済の動向(6)
00: 34: 55 1.世界経済の動向(7)
00: 36: 07 2.世界のリスク要因
00: 36: 22 3.中国減速(1)
00: 40: 27 3.中国減速(2)
00: 46: 18 3.中国減速(3)
00: 48: 51 4.米国利上げ
00: 49: 50 4.米国利上げ(大統領選挙)
00: 54: 02 5.地政学リスク(1)
00: 56: 35 5.地政学リスク(2)
00: 59: 38 6.マネー流入(好調経済国家/地域)(1)
01: 03: 08 6.マネー流入(好調経済国家/地域)(2)
01: 04: 32 6.マネー流入(好調経済国家/地域)(3)
01: 05: 54 7.グローバル企業(1)
01: 07: 27 7.グローバル企業(2)
01: 11: 53 7.グローバル企業(3)
01: 12: 11 7.グローバル企業(4)
01: 13: 42 7.グローバル企業(5)
01: 15: 53 7.グローバル企業(6)
01: 16: 33 7.グローバル企業(7)
01: 19: 41 7.グローバル企業(8)
01: 20: 17 7.グローバル企業(9)
01: 21: 27 8.日本企業(1)
01: 21: 54 8.日本企業(2)
01: 22: 47 8.日本企業(3)
01: 25: 06 9.アベノミクスの総括(1)
01: 27: 24 9.アベノミクスの総括(2)
01: 28: 45 9.アベノミクスの総括(3)
01: 32: 33 10.インバウンド(1)
01: 35: 23 10.インバウンド(2)
01: 37: 34 11. 2016年 日本はどうすればよいのか?(人、人、人)(1)
01: 38: 37 11. 2016年 日本はどうすればよいのか?(人、人、人)(2)
01: 42: 07 まとめ
01: 43: 39 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(1)
01: 43: 40 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(2)
01: 43: 56 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(3)
01: 44: 10 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(4)
01: 45: 34 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(5)
01: 46: 02 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(6)
01: 46: 26 まとめ 向研会企業に対する2016年の課題(7)
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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