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【HD】経営とデザイン > 経営とデザイン 10

ゲスト:嶋 浩一郎氏(株式会社博報堂ケトル 代表取締役社長 共同CEO)


概要:
企業が商品をPRする手段として、これまではテレビCMや新聞・雑誌広告が主だったが、最近はSNS、携帯、ゲーム等、表現方法があらゆるチャンネルに広がってきた。デザイナーも、どのタイミングで何を使って発信したらいいかと、編集者に近い思考を持たなければならない時代に来ている。
ゲストの嶋浩一郎氏はクリエーティブディレクターの第一人者であり、博報堂ケトルの代表を務めながら書店を主宰するなど、ユニークな活動に定評がある。固定概念を捨てた柔軟な発想で、広告業界の今を、講師と共に読み解いていく。
嶋氏はコミュニケーションの手段を「手口ニュートラル」がキーワードだと言う。流行や既存の概念からいったん頭の中をニュートラル状態に戻し、今までにない方法を考えようということだ。2012年、雑誌の企画で知り合った内沼晋太郎氏と、30坪の書店「B&B」を下北沢にオープンした。コンセプトは「これからの街の本屋をつくりたい」。本屋には人生の全てがあり、逆に無駄もあふれている。隙間時間にぶらりと訪れた人に面白い出合いを提供したいとのこと。蔵書数は約7千冊と、書店としては少ないが、店内を回れば世界一周体験ができるよう、世の中を構成するあらゆるジャンルの本が並べられている。1周しても5分ほど、30坪の店舗にしたのはこのためだった。決して書店経営のプロではないが、ビールを販売し、書棚も売り、毎日イベントを開催するなど、企画が盛りだくさんだ。だが、昨今の本屋はデジタルに押されて経営は決して楽ではないという。この時代にどうやって店舗を成り立たせるか、B&Bは挑戦であり、チャレンジでもある。
企業とデジタルの関係を見ると、最初は自社HPから情報を届け、次にSNSへタイムラインで乗せるようになり、今後はラインのメッセンジャーへ入っていくと予測される。対象も多数から個人へと、ラジオパーソナリティーの表現方法に近くなるだろう。重要なのは、伝達の媒体が変われば表現方法も変わるということ。時と場合によってSNS、テレビ、チラシ等、消費者に伝わりやすいものをデザインしていく編集力、センスが求められる。嶋氏は、アイデアや企画を最先端テクノロジーから追求するのではなく、日常生活の中で発見するべきだと説く。例えば「おひとりさま」は日常的に存在していたが、定義付けたことでビジネスにつながった。当番組受講者も、日ごろから見聞したことに疑問をもち観察することで、アイデアの引き出しが増えていくと講師はアドバイスする。効率的な社会において、人々が持っている問題点を、嶋氏のヒューマン的な目で見るのも面白い。
講師紹介: 坂井 直樹(さかいなおき)


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  アシスタント:江口 桃子

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