ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
ビジネスリーダーに求められる21世紀版“教養” > ビジネスリーダーに求められる21世紀版“教養” 03

ビジネスリーダーに求められる21世紀版“教養” (3)
安全保障のパラダイムシフト
ゲスト:神保 謙氏(慶應義塾大学 総合政策学部 准教授)


概要:
変化の時代と叫ばれる昨今、変化がいつ、どのようにして起こるかは読めないが、変化を起こす潮流や原動力は存在する。自らを取り巻く世界を認識し、その本質を理解するためには正しい教養を身に付けなければならない。国際的に見ると、経済の力関係が多極化してきており、安全保障にも多大な影響を与えている。
本番組では、慶應義塾大学総合政策学部准教授である神保謙氏を招き、安全保障の観点から、表面に出てきている面だけでなく、根本的にどのような力が働いているのかを探る。
安全保障とは、基本的には酸素のようなものだ。日常、当たり前のように吸っている酸素が、突然薄くなったり、よどんできたりすると息苦しくなり、初めて酸素の重要性に気付く。第2次世界大戦後の冷戦期には、米国とNATO諸国やアジアの同盟国(西側)と、ソ連と旧東欧諸国(東側)が対立し、安全保障研究の焦点となっていた。冷戦後、安全保障問題は、大量破壊兵器獲得を目指す北朝鮮・イラン・イラク・シリア・リビア等の中小国家や、米国同時多発テロ事件をきっかけとしたテロリスト集団へと移ってきた。中国・ロシア・イランは、かつての権力政治に戻るような体制で世界進出を深めている。
イスラム国(IS)はテロリストでありながら、多くの国に呼び掛け、従来の国民・国家を破壊して複数の国家を再編成するという発想を持つ。各地で活動していた集団がISというブランドをかぶることで、人や資金や武器の提供を受け、先進国に対しても攻撃を仕掛ける。社会や経済格差に対する不満に付け込んでブランディングをうまく生かし、アラブ世界にも新たな領域の獲得をもくろむ。国防費の推移を見ると、世界的に突出している米国が軍縮傾向であるのに、中国の軍備費は米国に迫る勢いで急激に伸び、インド・ASEAN・韓国・オーストラリアも増加している。日本は横ばいの一途をたどっているが、各国と協調することでカバーすることも必要であろう。
世界のGDPは上がっているが、それに比例するようには自由化と民主化が進んでいない。体制を変革せず台頭している新興国とは、伴走して民主化へ導くような外交をすることが大切である。軍事技術の進歩も著しい。衛星により遠隔操作する無人機はすでに実践され、将来的には人工知能を組み込んだロボット同士が対戦するといったことも現実味を帯びてきた。無人であるから攻撃しやすく、戦争を起こしやすいとなれば本末転倒だ。米国が軍事的優位性を維持するには、次世代テクノロジーで伝統的戦力を相殺するしかないと言えるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ビジネスリーダーに求められる21世紀版“教養” (3)安全保障のパラダイムシフト
00: 05: 52 安全保障のパラダイムシフト 脅威・パワー・テクノロジー
00: 08: 46 安全保障のパラダイムシフト
00: 10: 14 脅威の性質(1)
00: 10: 43 脅威の性質(2)
00: 12: 32 脅威の性質(3)
00: 12: 51 脅威の性質(4)
00: 13: 52 脅威の性質(5)
00: 18: 09 脅威の性質(6)
00: 19: 00 脅威の性質(7)
00: 27: 08 脅威の性質(8)
00: 28: 00 安全保障のパラダイムシフト
00: 28: 09 パワーバランス(1)
00: 32: 36 パワーバランス(2)
00: 38: 02 パワーバランス(3)
00: 49: 32 安全保障のパラダイムシフト
00: 51: 58 テクノロジー(1)
00: 52: 26 テクノロジー(2)
講師紹介: 御立 尚資(みたち たかし)
ボストンコンサルティンググループ 日本代表
京都大学文学部卒。ハーバード大学経営学修士(MBA with High Distinction)。日本航空株式会社を経て、現在に至る。消費財・流通、及び金融・情報通信・ホテル等サービス業界を中心に、事業戦略、ブランド戦略、バリューマネジメント等のプロジェクトを数多く手掛けている。
BCG Worldwide Consumer、Financial Services Practice Group(コンシューマービジネス、及び、金融分野に関するエキスパートグループ)のコアメンバー。

>>参考書籍
・『戦略「脳」を鍛える

『御立 尚資』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:渡名喜 織恵

Copyright(c)