ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
若手社員を育てる人材マネジメント > 若手社員を育てる人材マネジメント 07

これからの組織と人材


概要:
シリーズ最終回は、新しい時代に向けた組織の在り方と人材育成について、これまでの議論をまとめ、「優秀な人材」とされる定義そのものが変化しつつある現状を理解したい。必須の能力は、多様な考え方や働き方を受け止めながら安定的に自己能力を磨き、IT技術発展を武器に事実情報を把握し、状況に応じた解決策を前向きに講じていくことだ。ある一つの型に当てはめるような従来型の考え方は変えていきたい。今後の組織は社会的貢献とは切り離せない。組織の社会的価値の向上と個人の能力開発の両立が求められる。
従来型の組織や求められる人材には一つの「正解」があった。組織は社会との関係をあまり考慮することなく、企業規模の拡大や売上・利益額の伸び率を目標にすれば大きな失敗はない時代が長かったからだ。優秀な人材とは、その組織目標に合致する人間像であり、経験知を獲得した先輩たちであった。若者は、とにかくやる気を前面に出して元気よく行動することで組織に貢献することが美徳とされた。新しい時代に求められる人材は異なる。IT技術の発展によって世界中の情報が瞬時に把握できる現代は、組織環境や生活環境は激しい変化にさらされており、もはや人材育成に唯一の正解は存在しないといっていい。
今後必須となってくる資質は、まず多様化する個人の考え方や働き方を先入観なく受け入れ、その上で、あふれる情報の中から事実を確実に把握することを積み重ね、一つの問題解決策を産み出していく過程が重要になってきている。先輩から吹き込まれた考え方や価値観を若者に押し付けるのではなく、混沌とした状況に応じた柔軟な判断が大切であり、創造性の発揮にもつながってくる。個人の能力だけでなく、組織自体も社会の中での存在意義、存在価値が問われる時代になってきている。社会に対してどう貢献できるのか、どういう価値を提供しているのかが明確になっていない組織や企業は社会で存続できず、人材マネジメントも、環境の変化を捉えないと競争力が保てないであろう。
現在の若者はITスキルを子どものころから自然と身に付け、さまざまな価値観も併せ持っている「新バージョン」の世代であり、組織や企業の将来を担う能力は十分に有する。今後経営者は、「新人類」「ゆとり世代」などと若い世代を十把ひと絡げに考えることはやめ、新しい価値観を持った個性ある個人として育てていくことが重要である。特に日本においては、個人は組織維持のために犠牲を強いられることが多く見られた。これからは、組織と個人、あるいは個人と個人の共存を前提にした人材育成が急務である。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 これからの組織と人材
00: 02: 21 若手社員を育てる人材マネジメント#7「これからの組織と人材」
00: 02: 52 若手社員の3分化(1)
00: 04: 50 若手社員の3分化(2)
00: 06: 06 若手社員の3分化(3)
00: 10: 22 従来の3分化(1)
00: 11: 22 従来の3分化(2)
00: 13: 01 従来の3分化(3)
00: 16: 28 優秀さの定義変化(1)
00: 16: 37 優秀さの定義変化(2)
00: 19: 38 優秀さの定義変化(3)
00: 19: 40 優秀さの定義変化(4)
00: 22: 55 優秀さの定義変化(5)
00: 26: 41 優秀さの定義変化(6)
00: 30: 39 従来型の人材マネジメント(1)
00: 30: 47 従来型の人材マネジメント(2)
00: 32: 31 従来型の人材マネジメント(3)
00: 33: 07 従来型の人材マネジメント(4)
00: 35: 20 従来型の人材マネジメント(5)
00: 38: 29 これからの人材マネジメント(1)
00: 40: 39 これからの人材マネジメント(2)
00: 42: 35 これからの人材マネジメント(3)
00: 43: 37 これからの人材マネジメント(4)
00: 46: 27 人材マネジメントのキーワード(1)
00: 46: 38 人材マネジメントのキーワード(2)
00: 47: 51 人材マネジメントのキーワード(3)
00: 49: 08 人材マネジメントのキーワード(4)
00: 49: 34 人材マネジメントのキーワード(5)
00: 50: 25 人材マネジメントのキーワード(6)
00: 51: 22 人材マネジメントの課題
00: 53: 20 「ゆとり教育」以前の人材のレッテル貼り
00: 56: 02 企業としての取り組み(1)
00: 56: 37 企業としての取り組み(2)
00: 56: 49 企業としての取り組み(3)
00: 57: 05 企業としての取り組み(4)
00: 57: 54 組織の進化(1)
00: 58: 14 組織の進化(2)
00: 58: 50 組織の進化(3)
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

『川上 真史』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:田幸 知有紗

Copyright(c)