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若手社員を育てる人材マネジメント > 若手社員を育てる人材マネジメント 06

若者の教育と育成
ゲスト:原田隆史氏(株式会社原田教育研究所 代表取締役社長)


概要:
企業において今後の競争力を左右する若手社員の育成は最大ポイントとなるが、課題を抱える企業が多いようだ。「ゆとり世代」といわれる今どきの若者をどう育て、活躍させていくかを考察する当シリーズ、今回は学校教育を絡めて見ていく。教育現場では、かつての評価はテストの点数やスポーツの結果、偏差値などで判断されていたが、現代は心と結果のバランスが問われる時代になっている。元教員の原田氏をゲストに迎え、能力と人格双方の教育を、独自の「原田メソッド」で行ってきた手法をつぶさに解説していただく。
原田氏は奈良教育大学を卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育指導、生徒指導を受け持つ傍ら、陸上競技部の指導に注力。7年間で13回日本一に導いたほか、問題を抱える教育現場の立て直しに尽力した。退職後、株式会社原田教育研究所を設立。教師塾の塾頭や地方自治体の教育・施策アドバイザー、スポーツ選手や芸能人などのコーチング、学校現場や330社におよぶ企業の研修等、幅広く活躍している。
生徒指導の専門職として目指したものは、積極的な生き方・態度・姿勢を持つ自立型人間の育成。態度教育には時を守る、場を清める、礼を正すの三つを徹底させた。提出させた長期目標設定用紙にびっしり赤ペンでフィードバックを行い、1カ月に1枚のルーティンチェック表でプラス習慣を身に付けさせ、日々具体的行動を日誌に書かせた。厳しい父性(規範)、優しい母性(関わる・褒める)、楽しい子ども性(夢・未来)、三つの教育的自我をバランスよく発揮させると、集団や組織は成長していく。成功は技術であって、才能のある者の専売特許ではない。正しい目標設定を行い、日誌で振り返りを行って自信を高め、習慣形成を行えば、誰でも成功が可能であることを、原田氏は教育の中で実証していった。
2000年あたりを機に情報化社会となり、世の中は様変わりした。皆が競って詰め込んでいた知識は、すでにインターネットの中にある。今後は知識をどう活用するかが事業の生命線となってくる。答えのない新しいものを生み出すには、PDCAサイクルよりも、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質を回す、成功の循環が進展の鍵となるだろう。コミュニケーションツールのSNSはマイナス面が強調されがちだが、関係性を高めるうえで新たなネットワーク構築が期待できる。こうした情報化に基づいた会社での居場所づくりが、ITに親和性の高い若手社員たちに自立を促し、活躍させる核心となるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 若者の教育と育成
00: 00: 55 若手社員を育てる人材マネジメント #6「若者の教育と育成」
00: 01: 32 プロフィール
00: 02: 27 会社概要
00: 03: 57 大阪市内公立中学校教諭20年
00: 04: 05 自立型人間とは
00: 04: 11 積極的な生き方、態度、姿勢
00: 04: 33 3つの教育的自我
00: 07: 07 態度教育(成長の三原則)
00: 10: 07 資料(1)
00: 11: 44 自信を育てたい。
00: 12: 29 中学生の日誌
00: 16: 01 プラスの習慣を育てたい。
00: 16: 13 ルーティンチェック表
00: 16: 38 精神力(メンタル)とは
00: 16: 55 原田メソッド
00: 18: 34 教師塾(2002年~塾生のべ3500名)
00: 18: 42 学校教育の支援
00: 18: 51 国内企業への研修 330社・60,000人
00: 18: 58 Norman Bodek氏について
00: 19: 10 日本及び世界への展開
00: 22: 59 1.自己認識 (1)自己肯定感
00: 23: 23 未学習(み・がくしゅう)
00: 24: 35 真面目の崩壊(まじめ・の・ほうかい)
00: 24: 55 さとり
00: 26: 54 資料(2)
00: 27: 47 質問 あなたは、東日本大震災後、強く意識するようになったこと は何ですか。
00: 29: 23 自分と社会との関係を考える4観点
00: 32: 20 資料(3)
00: 33: 01 資料(4)
00: 34: 09 会社(集団)の状態
00: 38: 02 【再掲】資料(4)
00: 38: 13 組織の5つのタイプ
00: 38: 34 学校の5つのタイプ
00: 38: 40 家庭の4つのタイプ
00: 39: 13 【再掲】組織の5つのタイプ
00: 42: 33 マズローの欲求階層説
00: 43: 51 日本の内需は「成熟」から「大縮退時代」を迎える
00: 44: 34 資料(5)
00: 45: 09 組織形態と組織開発の変化
00: 45: 30 資料(6)
00: 46: 49 資料(7)
00: 50: 49 コンテントとプロセスは 氷山
00: 55: 16 資料(8)
00: 55: 27 「収穫加速の法則」と現生人類
00: 58: 06 資料(9)
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 教授
同大学院 経営学研究科 教授
株式会社タイムズコア 代表
株式会社ヒューマネージ顧問
慶應丸の内シティキャンパス 客員ファカルティ
株式会社セルム パートナー・コンサルタント

京都大学教育学部教育心理学科卒業
1986年~1990年 産業能率大学総合研究所 研究員
1991年~1997年 ヘイ コンサルティング グループ・ディレクター
1997年~2014年 タワーズワトソン・ディレクター
2003年~2009年 早稲田大学 文学学術院 心理学教室 非常勤講師
2013年~2017年 明治大学大学院 グローバルビジネス研究科 兼任講師
2014年、株式会社タイムズコア設立

大学、大学院では、人材マネジメント論、教養論、産業心理学の講義を担当。
心理学的視点からの新しい人材論について、育成、評価、採用等の観点に関する研究を実施。
また、研究成果に基づき、人事、人材制度の設計から運用、定着までのコンサルティング、研修講演を実施。

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  アシスタント:田幸 知有紗

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