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【HD】大前研一アワー > 大前研一アワー 370

【向研会】Future of Japan 生産性向上が導く新たな成長の軌道
ゲスト講師:桑原 祐氏(マッキンゼー・アンド・カンパニー プリンシパル)


概要:
マッキンゼー・グローバル・インスティテュートが発表したリポート『Future of Japan 生産性向上が導く新たな成長の軌道』では、日本が成長を続けるために、民間セクター主導で軌道修正し、再生に向けた道を歩めば、日本は、年3%でGDPを成長させるポテンシャルを持っていると述べている。
本番組では、当リポートの作成に中心となって関わってきた、マッキンゼー・アンド・カンパニー プリンシパルの桑原氏をお迎えし、日本再生に向けた希望ある提言内容を伺った。
桑原氏は、東京大学卒業後外務省に入省、北米局北米第一課、経済局経済連携課で勤務し、コロンビア大学にてMBAを取得した。2006年9月にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、ヘルスケア分野のコンサルタントを行っている。マッキンゼー・グローバル・インスティテュートが日本経済の持続的成長に必要な戦略をまとめ、2015年3月に発表したリポート『Future of Japan 生産性向上が導く新たな成長の軌道』の作成も主導した。
『Future of Japan』では、民間セクターが主導できる分野に焦点を絞り、経済成長と再生に向けた道筋の可能性を示している。日本社会は高齢化の道を歩んでおり、労働人口は減少する一方で、このまま進めば経済が衰退することは避けられない。現在の経済停滞は、米国とドイツが売上成長と市場拡大で生産性を改善してきた一方、日本が人員削減による消極的な生産性改善にとどまっていたことに起因する。これからの日本経済が成長するためには、一人当たりの労働生産性を上げるほかに道はない。
今の日本は、低いGDP成長率、厳しい財政・負債の状況、強固な技術基盤、人口動態への不安など、2000年当時のドイツと非常に似通った側面を有している。ドイツの成功に学び、日本の強みを生かしつつ、グローバルの潮流に乗って改革を進める必要があろう。各産業は、①世界のベストプラクティスの取り込み、②次世代テクノロジーによるイノベーション、③産業構造と規律の徹底、この3テーマを強力に推進すべきだ。
日本の社会や各組織は、人材のより効果的な活用、起業家精神の醸成とエコシステムの構築など、変革を支える基盤整備を行わなくてはならない。社会および政府の支援は不可欠ではあるが、ほとんどの変革レバーは民間セクターの手にある。民間セクターの再興を今後10年の「第4の矢」として位置付け変革を成功させることができれば、日本は2025年に向けて年平均3%の水準でGDPを成長させることができるはずだ。
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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