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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 48

内田流ものの見方(7)
事業を見る


概要:
グローバル化が進む現代では、例えば日立製作所や商社など、一企業が多くの事業を展開する場合が少なくない。このような企業を見る場合は、事業単位での分析が必要になる。市場規模、業界の地位などを見るマクロな視点から、よりミクロな見方でも事業を理解しなければならない。その際には、できる限り多くのツールセットを準備し、自分なりの切り口で事業を分析するとよい。本番組では、3C(自社、顧客、競合)分析を中心に、事業を見る目の要点を提示する。
前回は企業を見る目を説明したが、自企業が複数の事業を展開する、あるいは新規に事業を考えている場合は、企業を見る目も、よりミクロ的なものの見方が必要になる。ミクロ的な見方としては、さまざまなフレームワークが提唱されているが、自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)の3つを観察することで、シンプルかつパワフルな分析が可能となる。
自社を見る方法としては、商品開発、生産、マーケティングなど、バリューチェーンの要素ごとに事業内容を把握し、他社と比較して優劣特徴を把握する。その際に、コストなど定量的に分かることと、ブランドや従業員の質など定性的に分かることを切り分けて分析することが重要になる。コスト構造(コストビヘイビア)の理解も必要。それぞれのコストが需要や供給変動に合わせてどのように動くかを知る。トータルコストを大きく左右する要因は何か。とりわけ、スケールがどこで効くかを把握しなければいけない。
顧客を見るためには、誰が顧客か、顧客はどんな振る舞いをするか、顧客が満足していること、不満足なこと、顕在化していない需要(アンメットニーズ)をつかまなければならない。ここでは、ユーザーセグメンテーションという切り口が有効。顧客が気付いていないニーズを顕在化することができれば、他社をリードする事業展開も可能になるだろう。
競合を見る場合には、バリューチェーンの要素ごと比較することと、競争相手の氏素性の把握に努める必要がある。競争相手が、同業界の伝統的企業か、異端児か、他業界からの参入か、ベンチャー企業なのかを知ることにより、最適な対策を講じることができる。
事業を見るためには、自分なりの切り口(分析のツールセット)を持つ必要がある。3C、バリューチェーン、財務分析など分析の引き出しは多いほど良い。自社の事業をさまざまな視点から分析し、特徴を把握することで、事業戦略の選択と集中が可能になるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 内田流ものの見方(7)
00: 00: 40 内田流ものの見方(7)
00: 00: 47 今回のトピックス
00: 01: 30 本日の内容
00: 01: 59 マクロ 対 ミクロ
00: 06: 04 ミクロの見方は3Cが分かりやすい
00: 06: 22 自社を見る
00: 08: 37 バリューチェーンの要素で見る
00: 17: 31 コスト構造の理解
00: 27: 27 スケールがどれくらい効く事業か?
00: 33: 53 顧客を見る
00: 34: 49 誰が顧客か
00: 40: 37 顧客はどんな振る舞いをするのか
00: 46: 24 競合を見る
00: 46: 42 バリューチェーンの要素毎に比較
00: 49: 51 競争相手の氏素性
00: 54: 45 その他の切り口(1)
00: 57: 02 その他の切り口(2)
00: 58: 50 事業を見る まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:都筑 美奈

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