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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 47

内田流ものの見方(6)


概要:
前回の番組では業界単位で市場動向などを分析する手法を紹介したが、事業家が経営戦略を立てる場合は、もう少し範囲を狭め、自企業を精細に見ることが必要になる。本番組では、自企業の強みやコンペティターの現状を正確に把握するため、幾つかの企業を例に、一般的なコンサルタントが企業をどう分析し、問題解決に結び付けているのかを学ぶ。加えて、長年多くの企業のコンサルタント業務に携わり、独自の視点で分析助言を行ってきた豊富な実戦経験から生まれた、内田流「企業の見方」を伝授する。
コンサルタントが企業を見るオーソドックスな方法は、事業を理解する。時系列で見る。数字で見る。同業他社と比較する。インタビューすることである。事業を理解するためには、競合状況、業界地位、コスト構造&収益性、ビジネスモデルを把握する必要がある。例えばマイケル・ポーターのファイブフォースの手法を使い、業界の仲間同士の競争が激しいのか、新規参入者に脅かされているのか、代替品の脅威にさらされているのかを分析する。業界の中での位置を知るには、米国の経営学者フィリップ・コトラーが提唱する、リーダー、チャレンジャー、ニッチャー、フォロワーの4つのどれに該当するかを分析把握するのもいい。業界によってコスト構造が異なるため、企業の取るべき戦略もさまざまになる。例えば鉄鋼メーカーでは、製品に占める原価コストの割合が大きいため、いかにそのコストを下げるかが命題になる。一方、化粧品メーカーでは、原価比率が小さくマーケティングの付加価値が高いため、コマーシャル戦略が大きく業績を左右する。
一方、内田流では、業界の癖を知る。現場を見る。インタビューのコツ。意外な目の付けどころが、企業を見る目を養う大きなポイントになる。その業界の常識を理解し、他業界から見て変なところを知ることで業界の癖が明確になる。例えば「俺のフレンチ」では、高級フランス料理は座ってゆっくり楽しむものという業界の癖を逆に取り、カジュアル区間を演出、通常の3分の1程度の低価格で料理を提供。新たな需要を掘り起こしている。現場から学ぶことも重要。工場、営業所、物流拠点、本社などの社内に限らず、小売店、ユーザーシーンなど取引先や消費の現場には問題点が山積している。インタビューで本音を引き出す必要もある。目の付けどころとして、部門のつなぎ目、社長の経歴、日の当たらない場所、休憩所にヒントがある場合が多い。これらの手法を活用し企業の現状が把握できれば、問題点をビジネスチャンスに転換し、業績を伸ばすことも可能になるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 内田流ものの見方(6)
0.0: 0.0: 39 内田和成のビジネスマインド 内田流ものの見方(6)
0.0: 0.0: 44 今回のトピックス
0.0: 0.0: 59 本日の内容
0.0: 1.0: 36 コンサルタントの眼
0.0: 2.0: 24 事業を理解する
0.0: 17.0: 15 時系列で見る任天堂の売上・営業利益推移
0.0: 21.0: 5 時系列で見るABCマートの業績推移
0.0: 21.0: 47 ABCマートの業績推移
0.0: 23.0: 25 数字で見るABCマートの貸借対照表(B/S)
0.0: 26.0: 12 絵にするABCマートの貸借対照表(2015年2月期)
0.0: 32.0: 8 同業他社と比較する
0.0: 34.0: 24 競合分析:東京靴流通センター
0.0: 36.0: 1 インタビューする
0.0: 39.0: 13 内田の眼
0.0: 39.0: 43 業界の癖を知る
0.0: 47.0: 24 現場を見る
0.0: 51.0: 46 インタビューのコツ
0.0: 54.0: 32 意外な目の付け所
0.0: 58.0: 46 企業を見る まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本 安代

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