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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 46

内田流ものの見方(5)


概要:
内田流ものの見方第5回は、業界を見る。ビジネスパーソンは、自企業の事業環境を常に把握し、経営戦略を組み立てなければならない。近年、事業環境のグローバル化、ボーダーレス化が進み、思わぬ企業が新規参入し競合するケースが増えている。業界横断的で幅広い分析評価を行い、事業環境を見通すことが企業存続の鍵となる。
本番組では、幾つかの事例を基に、以前からあるフレームワークを使いながら業界を見ていく方法と、ユニークかつ効果的な内田流業界分析手法を紹介する。
マイケルポーターなどが提唱するファイブ・フォース(五つの競争要因)、バリューチェーン(価値連鎖)、戦略グループなどの切り口で業界を見ると、現状把握が行いやすく、異なった視点を持つヒントが得られる。ファイブ・フォースは、ある業界の競争状況を見る場合、①業界内の競合、②供給業者、③買い手(顧客)、④代替品、⑤新規参入業者、この五つを見ることによって、その業界が非常に激烈な競争にさらされているかどうかが判断できる。バリューチェーンでは、その業界がどういう企業の集合で成り立っているかを分析し、企業の強み弱みを明確にする。例えば、近年のパソコンは部品を組み立てるだけで商品として販売が可能になってきた。メーカーは、低コストとブランディング化を目指すこととなる。調達・マーケティング部門が事業発展の鍵を握っているため、同じ部門を重視している小売業界の事例を参考にするという発想ができる。
内田流では、事業連鎖、隣接業界、ビジネスモデル、規制、競合、30年を切り口に業界を分析する。例えばカメラ業界では、レンズ付きフィルムの出現でフィルム業界との競争が始まるなど、隣接業界の動向把握が重要となる。デジタルカメラとプリンターの出現によりフィルムと現像所が不要になったことから、川上から川下に至る業界をつなげて分析することも忘れてはならない。事業家は数年単位で判断しようとするが、30年以上の長い単位で推移を見ていくと、その業界の現況が明確になり、将来性が正しく判断できる。
企業が成長を続けるためには、その業界の競争を規定する要因を理解することが重要となる。さらに自社を脅かす企業がどこから来るかを見極め、彼らの競争ルールを理解し、いかにして対抗するかを考えなければならない。内田流業界分析を用いれば、異業界にあっても将来競合となり得る企業が予測できる。自業界以外にも視野が広がる分析であるため、新たなビジネスシーズ発見にも結び付くだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 内田流ものの見方(5)
00: 00: 39 内田和成のビジネスマインド 内田流ものの見方(5)
00: 00: 45 今回のトピックス
00: 02: 12 本日の内容
00: 02: 32 オーソドックスな見方(ファイブフォース)
00: 03: 11 ファイブ・フォース(5つの競争要因)
00: 11: 26 オーソドックスな見方(バリューチェーン)
00: 11: 51 バリューチェーンで見る
00: 22: 36 オーソドックスな見方(戦略グループ)
00: 23: 09 戦略グループ ホテルの例
00: 30: 28 内田流(事業連鎖)
00: 30: 40 写真業界の事業連鎖
00: 32: 59 内田流(隣接業界)
00: 34: 00 注意すべき隣接業界(例)
00: 43: 30 内田流(ビジネスモデル)
00: 43: 35 ビジネスモデルを考える
00: 45: 27 内田流(規制)
00: 46: 11 規制業界:携帯電話通信事業者の業績
00: 49: 26 内田流(競合)
00: 49: 48 競合の変化:ゲーム業界の売上高推移
00: 50: 29 ゲーム業界の営業利益推移
00: 52: 03 内田流(30年)
00: 53: 10 長い目の重要性:日本の自動車生産・販売・輸出推移
00: 58: 33 業界を見る まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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