ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 604

採用学から見る日本の採用
ゲスト:服部泰宏氏(横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 准教授)


概要:
採用は企業・学生の双方にとって重大事であるにもかかわらず、担当者によって採用傾向が変わるなど、科学性に欠ける分野であるといえる。今回は人材採用を科学的アプローチで考える「採用学」の研究をされている服部泰宏氏をゲストに迎え、採用の意義や能力のマッチングについて解説する。加えて、具体的な企業事例を挙げながら、自社なりの採用基準を設定する方法を紹介。日本企業の採用における現状を伝え、採用者が将来どのような結果を残したかを検証することも大切だと語る。
採用とは企業の目標や経営戦略を実現するために不足している人材を獲得するものであり、組織の中で停滞している人間関係の活性化にもつながる活動である。
採用時に重視されるマッチングは、条件、能力、フィーリングなどがあり、これらを適性検査や面接などで判断するが、その評価と将来の採用者の業績とは相関がないケースも多い。この原因は、設定している採用基準が間違っている場合や、基準は正しいが見方を誤ったケース、面接官の感覚的判断といった別基準の混入などが考えられる。
新潟市に本社を置く米菓メーカーの三幸製菓は近年、複数の選考方式から選べる「カフェテリア採用」という独自戦略で注目を集めている。最終選考まで1度も会わずにWeb上で進める「遠距離就活」は、プロセスを柔軟に考えられる人に向いている。学生が仲間を5人集めて会場を準備すれば、企業側が面接に出向く「出前全員面接会」は、人を巻き込む力や調整力が求められる。「ニイガタ採用」は、地方企業という弱みを逆手に取り、新潟が好きな人を募り、思いを語ってもらう。「おせんべい採用」は、おせんべいへの愛を自由にプレゼンしてもらうなど、どの方式も求める人材像に直結しているのが特徴だ。
三幸製菓は大手メーカーに比べて知名度が低く、本社が地方であるため、多数の企業が参加する就活サイトでは不利になる。そこで、多くの応募者ではなく、企業が求める人材に来てもらうべく、自社のポジションや特性から採用基準を導き、大手企業とは異なる人材をターゲットにする「ニッチ(隙間)戦略」を行ったことが功を奏した。
日本企業は選考時に知識やコミュニケーション力など、育成・変化が可能な能力を見ることが多いが、本来は、変わりにくい特性や自社で育成できない能力に着目すべきだ。採用基準を決める際には、まず自社の社員に必要な素養を見極め、教育や経験で変わる・変わらない能力を区別し、育成を考えた上で「何を見ないか」を明確にすることが大切である。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 採用学から見る日本の採用
00: 01: 13 服部泰宏氏 プロファイル
00: 03: 16 組織人事Live #604 採用学から見る日本の採用
00: 03: 21 今日の流れ
00: 04: 40 採用の目的
00: 06: 35 「時間軸」でみる「採用」
00: 08: 09 マッチングのバラエティで見る採用
00: 11: 39 「能力のマッチング」の考え方
00: 12: 41 採用の難しさ・・・・の一例 from 採用学プロジェクト
00: 15: 14 考えられる可能性
00: 18: 17 三幸製菓のケースを味わってみましょう。
00: 18: 42 ケーススタディ(1)
00: 19: 38 ケーススタディ(2)
00: 20: 42 ケーススタディ(3)
00: 21: 14 ケーススタディ(4)
00: 23: 14 ケーススタディ(5)
00: 26: 07 ケーススタディ(6)
00: 29: 35 ケーススタディ(7)
00: 31: 32 ケーススタディ(8)
00: 33: 01 三幸製菓のケースの解釈
00: 36: 16 自社の採用戦略分析シート
00: 39: 21 自社なりの「ニッチ」を求めて・・
00: 40: 12 「採用基準」の考え方
00: 41: 34 ①自社の社員として必要な要因の見極め
00: 45: 14 実際のインタビューでは
00: 49: 53 ②変わる能力、変わらない能力の見極め
00: 54: 45 ③育成とのすみわけ
00: 58: 44 くどいようですが・・・・・
00: 59: 16 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

『高橋 俊介』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:岩崎 里衣

Copyright(c)