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【HD】楠木建のビジネスリーダー「好き嫌い」対談 > 楠木建のビジネスリーダー「好き嫌い」対談 10

ビジネスリーダー「好き嫌い」対談
ゲスト:丸山茂雄氏(株式会社トゥー・フォー・セブン 取締役)


概要:
ビジネスになると、好き嫌いは善し悪しという価値基準に置き換えられがちだ。仕事である以上、人の役に立つことが前提であり、ある分野において相当秀でていることが必要となる。継続的に努力していると上手になるが、なぜ継続できるかというと、好きだからにほかならない。
今回のゲストは、EPICソニーを立ち上げ、プレイステーションを大ヒットさせ、現在は株式会社トゥー・フォー・セブン取締役の丸山茂雄氏である。73歳となった丸山氏の好き嫌いの本質に迫る。
丸山氏は1941年生まれ。父親は抗がん作用が高いとされた丸山ワクチン開発者である丸山千里博士だ。丸山氏は、早稲田大学商学部卒業後、株式会社読売広告社を経て、1968年にCBSソニーレコードに入社。1978年、EPICソニーを設立し、佐野元春、渡辺美里、DREAMS COME TRUEなど、多くのアーティストをブレークさせた。アイドル全盛期時代に、まだ日本では見向きもされていなかったロックを手掛けたのは、人の土俵で他人に合わせるのはなく、自分がつくった土俵やルールで自分の思いどおりにしたかったからだ。
1998年、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役社長に就任。1993年から2007年までは株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント取締役として会長などを歴任した。はやっているものが好きで、ゲーム業界の勢力図を塗り替えたといわれる、「プレイステーション」生みの親の一人でもある。2010年より、東方神起や少女時代など、K-POP人気アーティストが所属するS.M. Entertainmentの顧問も務めている。規模の大きさにはこだわらない。成功したときに利益や既得権を取りに行くのはかっこ悪いと考え、新しいことへチャレンジして面白さを追求する方がいいと自負する。ほかの人が手を出さない、ハイリスク・ハイリターンを狙うような仕事もするが、実はもうけるのは下手である。逆に、人のよさを見込まれ、さまざまな仕事が入ったり、つながったりすることで新しいものが生まれることもある。丸山家の家訓である「質素な生活、高遠な理想」を反映しているようだ。
2007年に末期の食道がんと診断されたが、抗がん剤と併用して丸山ワクチンを投与したところ腫瘍が消えたという。病気をして、自分が先頭に立って動く役回りは潮時と考えたが、2019年に日本で行われるラグビーワールドカップを盛り上げる動きを起こそうとしている。「来る者は選ぶ。去る者は追いかけない」というポリシーの下、意気投合した仲間と共に、楽しくラグビーを応援できたら最高であろう。
講師紹介: 楠木 建(くすのき けん)
一橋ビジネススクール 教授
専攻はイノベーションのマネジメント。新しいものを生み出す組織や戦略について研究している。とくにコンセプトを創造する組織やリーダーシップに関心をもっている。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部およびイノベーション研究センター助教授(1996)を経て、2000年から現職。
主な著書に『Managing Industrial Knowledge』(共著・Sage 2001)、『ビジネス・アーキテクチャ』(共著・有斐閣 2001)、『知識とイノベーション』(共著・東洋経済新報社 2001)など。論文多数。

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  アシスタント:小川 りかこ

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