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21世紀のカタチ > 21世紀のカタチ 04

公共交通とテクノロジー
ゲスト:川鍋一朗氏(日本交通株式会社 代表取締役社長)


概要:
2020年に向けて、各種交通機関は大きく進化を遂げようとしている。鍵となるのは、スマホのGPS機能だ。現在この位置情報を使って、多種多様な交通イノベーションが起きている。一例として、カーナビをスマホで使う人が多くなっているが、東日本大震災のとき、実際に通行できる道を正確に示すことができ、大いに役立ったという。本講座では交通の中でタクシー業界に注目し、日本交通株式会社代表取締役の川鍋一朗氏を招いて、IT技術を取り入れたビジネスモデルや未来像、また、戦略の裏側にある問題点等を伺う。
日本交通株式会社は、1928年に川鍋氏の祖父が1台のハイヤーを走らせてスタートした。現在は東京を中心に約5千台を稼働させている。タクシーの全国台数は約24万台、6千社が存在する分散化された市場だが、その中でのシェアは2%強、全国最大のタクシー会社である。従来のタクシーといえば、道でランダムに拾われることが多く、ほとんどが運任せで運転手のモチベーションも上がらなかったが、約5年前のIT導入により、業界にも変化が訪れた。きっかけは川鍋氏が何気なく見ていたピザ屋のアプリで、GPSを利用した宅配が巧みに行われていたことだった。これは会社にも利用できるのではとひらめき、ITに強い社員が自前で製作した「日本交通タクシー配車アプリ」が出来上がった。
GPS機能で車と利用者のリアルタイムマッチングを実現させ、やがて全タクシー会社で使えるように「全国タクシー配車アプリ」を作り上げた。だが、この業界は小さな会社が多く、費用や技術面から導入をためらう人も多い。そこで、日本交通がプラットフォームとなって相談や指導を引き受け、現場のサポートを行っている。新しい試みとしては、LINEで予約できるタクシー、高齢者サポートタクシー、キッズタクシー、陣痛タクシー等、ニーズに合った、より選ばれるタクシーになるよう、サービスを考えているという。<p> IT技術による新システムも進んでいる。更新がすぐできる「IP無線配車システム」や、動く防犯カメラの役も担う「ドライブレコーダー」、顧客に有用な情報を提供する「タブレット型ヘッドレス広告」、スマホ時代には必須アイテムの「社内充電器」等を試験運用中だ。将来的にはテクノロジーの発展で自動運転になるだろうし、道路の整備により、電車やバスのような日常利用も進むだろう。講師は、サービスの裏はメカニックに、表は人間味のある温かいもてなしにという日本らしさが出ていると言う。今後もソフト、ハード、サービスの三位一体で業界革新に取り組み、乗客に尽くしていくと川鍋氏は抱負を述べた。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 公共交通とテクノロジー
00: 01: 42 代表者
00: 02: 48 会社概要
00: 03: 22 事業拠点
00: 03: 27 日本におけるタクシー車両数
00: 15: 22 全国タクシー配車
00: 21: 37 LINE TAXI
00: 24: 12 「サポートタクシー」
00: 25: 25 「東京観光タクシー」
00: 27: 23 「キッズタクシー」
00: 27: 38 「陣痛タクシー」サービス
00: 32: 05 IT技術の活用
00: 53: 46 タクシー車載機器の開発(IP配車システムほか)
講師紹介: 林 信行(はやしのぶゆき)


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  アシスタント:櫻井 彩子

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