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21世紀のカタチ > 21世紀のカタチ 01

スポーツとテクノロジー
ゲスト:暦本純一氏(東京大学大学院 教授 )


概要:
従来、PCやスマートフォンの画面の中で使いこなしていたデジタル機能が、今や外に飛び出してきた。生活道具、医療、教育、あらゆる産業界に進出し、まさに新しい時代が創られようとしている。本番組では、デジタルテクノロジーの進歩によって変化していく社会を毎回紹介していく。
第1回目は、2020年の東京五輪を前に、スポーツとIT技術の融合をテーマに取り上げる。ゲストは東京大学大学院教授の暦本純一氏。講師の林信行氏と共に、生活を豊かにする革新的な技術や、将来に向けての最新情報を解説する。
テクノロジーと人間の関係をよくすることで、社会生活を豊かにするという試みが暦本氏の研究班で行われている。例えば毎日見る鏡に仕掛けを施し、笑顔を向けるとにっこりマーク、無愛想だとむっつりマークが現れるというもの。感情とインターフェースを結びつけることで、笑顔がだんだん自然になり、人間関係もよくなることが期待できる。
IT技術と体を密接に結びつける研究も進んでいる。小型ラジコンヘリコプター「ドローン」を飛ばし、人間が目にかぶるヘッドマウントディスプレーという装置とシンクロさせる。自分では見えない後ろ姿や、災害現場、遠隔地等をドローンが撮影し、メガネでリアルに見られる仕組みだ。医療分野での研究は特に目覚ましいという。体とデジタル機器が一体化し、障害者の機能を拡張。ハンディキャップを補うかたちでどんどん使われている。義手義足はスマホと連動し、スイッチ一つで複雑な動きも可能になった。今までできなかったことができるようになり、障害を持っている方が大いに飛躍できる時代に入ってきた。

スポーツでもデジタルテクノロジーの参入が進んでいる。極小コンピューター「ウエアラブル」を装着して運動データを記録したり、ドローンでフォームをチェックしたりと、新しいトレーニングとして違和感なく溶け込んできた。見る楽しみでは、例えば鉄棒競技の大車輪、選手の頭に付いているカメラが画像処理しながら撮影し、快適な臨場感で見ることができる。単調になりがちなプールの水泳では、CAVE(ケイブ)という立体視装置を使い、ゴーグルを通して、まるで珊瑚礁の海や宇宙遊泳しているようなリアル体験ができる。
現在、暦本氏はイノラボ(ISID オープンイノベーション研究所)と組んで「スポーツシティ」づくりにも取り組んでいる。都市の中にスポーツを取り入れ、自然に体を動かせるまちを目指している。IT装置が人間の能力を拡張していくと同時に、社会に浸透して新しい時代をつくりつつあることが、今まさに実感できると両氏は語った。

講師紹介: 林 信行(はやしのぶゆき)


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  アシスタント:櫻井 彩子

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