ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
クロスボーダーM&A > クロスボーダーM&A 01

クロスボーダーM&A(1)
日本企業のクロスボーダーM&Aの状況と失敗要因


概要:
昨今、日本企業が海外の企業や一部事業を買収する、クロスボーダーM&Aが活発化している。バーボンウイスキーで有名なアメリカのビーム社を、サントリーが1兆4千億円で買収したニュースは記憶に新しいだろう。なぜ巨額の買収劇が起こるのか。どうすれば確実な成果を得られるのか。
シリーズ1回目は、M&A戦略の現況や意義、失敗しないためのポイントなどを、事例とともに紹介していく。講師は、これまで外資系金融機関で民営化やM&A等を数多く手掛けてきた、現在一橋大大学大学院教授の伊藤氏。
日本企業による海外企業買収案件の推移は、1985年から2014年前半までをグラフに取ると、いわゆるバブル期とITバブル期に山があるが、2006年から現在が最も高い山をなしている。リーマンショックでいったんは減じたが、復調し息の長い高まりとなっている。背景には、日本での成長に限界を感じた企業が海外に新たな場を求める流れがある。大きく動かなければ有益な結果に結びつきにくいため、近年は数千億円規模の案件が頻発する。
M&Aの意義は時間を買うことにある。自分で一からつくらずとも、買収、出資することで他人の事業体が短期間で手に入る。得た事業体で自社を補強すれば、競合を飲み込んだり、販路や供給網を確保して新たな市場に進出したり、シェアの拡大を図ることができる。
しかし、成功はそれほど簡単ではないようだ。日本企業のみならず、欧米でも5割以上が失敗との研究報告が多く、M&Aはハイリスクと言えるだろう。ではなぜ失敗するのか。明確なビジョンや準備もなく手を出し、時流に惑わされて高値買いをしてしまい、買収後の統合やシナジー追求の体制が不十分で、経営や人材活用が十分にできないからだ。
南アフリカのIT大手ディメンションデータを、2010年に3千億円で買収したNTTは成功例だと言える。現社長の鵜浦氏は、過去の失敗例を徹底的に研究し、最終的に買収は人だという結論に達し、焦点を絞って話を進めていった。相手側のキーマンである会長に買収後も残ってもらうことで相手側従業員の士気を維持し、ディメンションデータ自身の経営だけではなくNTTの海外戦略にも彼ら経営陣を活用するなど、よい関係を築いている。
株価を左右するM&Aは、慎重にプロセスを踏み、複数ある形態を目的別に使い分け、確固たるビジョンと戦略を持って臨めば大きな効果が十分に期待できる。リスクにばかりとらわれず積極策に出ることも、近年はますます重要な経営ストラテジーとなるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 クロスボーダーM&A (1)
00: 00: 52 伊藤友則 略歴
00: 01: 59 番組内容
00: 02: 45 日本企業関連M&A(In-Out)の推移
00: 05: 46 過去1年間のクロスボーダーM&A(In-Out型)案件リスト
00: 07: 08 過去の日本企業の海外企業買収は決してうまくいっていない
00: 09: 03 8つの失敗の要因
00: 16: 21 M&Aの意義
00: 19: 08 M&A戦略(1)
00: 23: 46 M&A戦略(2)
00: 26: 01 明確な戦略ビジョンの欠如がよく見られる
00: 30: 16 M&Aのさまざまな形態
00: 30: 50 合併(1)
00: 32: 34 合併(2)
00: 33: 00 株式交換
00: 34: 11 株式買収
00: 34: 52 資産買収
00: 36: 38 Leveraged Buy Out (LBO)
00: 40: 51 【再掲】M&Aのさまざまな形態
00: 41: 51 【再掲】株式買収
00: 42: 27 M&Aのプロセス(1)
00: 48: 24 M&Aのプロセス(2)
00: 58: 47 まとめ
講師紹介: 伊藤 友則(いとう とものり)


『伊藤 友則』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:孫 麻耶

Copyright(c)