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BCG経営コンセプト > BCG経営コンセプト 03

アダプティブ戦略


概要:
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)から先進的経営コンセプトを紹介するシリーズ3回目。講師は同グループの丹羽恵久氏が務める。技術の進歩や国境を越えた経済の動きは、ますます激しさを加え、企業は想定外の変化への対応を迫られている。一度決定した戦略でも絶え間なく見直し、確実に実行しなくてはならない。
丹羽氏は、豊富な経験を基に、企業が生き残り戦略を優位に進めるにはアダプティブ・アドバンテージ(競争優位性)の確立が重要と説き、ベースとなる五つの能力について詳しく説明する。
丹羽氏は、慶應義塾大学経済学部卒業後、国際協力銀行、欧州系戦略コンサルティング会社を経て2004年5月、BCGに入社し、現在同グループのプリンシパルを務めている。通信会社や交通系企業など幅広い業種に対し、新規事業の立ち上げ支援や、新興国戦略の立案も手掛け、多くの中期戦略策定支援プロジェクトにも携わった。企業を取り巻くビジネス環境の変化には幾つかのパターンがある。時間軸で見ると、高齢化の影響は時間に比例するが、ファッショントレンドは一定の周期性で変化する。生鮮食料品は一時的な天候の影響を大きく受けるが、やがて収束する。
今回注目するのは、ある時期に急激に加速度を増すような環境変化だ。ノキアとサムスンが繰り広げたスマートフォンにおける世界シェアの逆転劇が記憶に新しい。同時に、企業にとっては、変化が予測可能か、環境変化に合わせて自ら変革できるかが重要だ。アダプティブ戦略は、急激に変化し、かつ予測不能で自己変革も困難な場合に講じる。一歩対応を誤れば、存亡の際に立つリスクも伴うからだ。
同戦略確立には五つのベース能力がある。第1は、絶え間ないトライ・アンド・エラー。顧客の意見を取り入れつつ、同時並行で製品を送り出すサイクルも考えたい。第2は、顧客のシグナルを検知して対応する力だ。ビッグ・データは情報の宝庫。分析には外部の専門能力を借りてもいい。いかに他社より先に変化の兆しを察知できるかだ。第3に挙げるのは、柔軟な組織づくり。伝統的日本企業の特徴である慎重な意思決定、前例に基づくルール重視、組織・集団中心の運営などは、どうしても変化に弱い。プロジェクトチーム設置や経営トップ自らの変革姿勢が必要だ。第4と第5は、他社の力も大いに利用すること、環境ビジネスモデル構築力を挙げる。重要なのは第1と第2の能力であり、丹羽氏が前提として強調するのは、スピード感を伴った戦略策定と、自社の強みを徹底的に掘り下げること。
変化対応には、何より自社の強みに磨きをかける戦略が不可欠と説く。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 アダプティブ戦略
00: 00: 57 丹羽恵久氏のプロフィール
00: 02: 14 内容 1. 世界はより不確実な時代へ
00: 04: 07 変化のパターン
00: 06: 41 現在起きている変化 スマートフォン市場の販売シェアの例
00: 08: 31 業界内のポジションの不安定性 メディア業界の売上高ランキングの変化
00: 10: 41 内容 2. 新たな競合優位性:"Adaptive Advantage" (変化適応力)
00: 11: 07 戦略を考える上での5つの環境パターン
00: 13: 26 環境認識に応じて求められる戦略の "力点"
00: 18: 31 Adaptive Advantage確立のための "5つの能力"
00: 23: 19 ①トライアンドエラーからの学習能力 トライアンドエラーを促進する様々な仕組み
00: 29: 17 ②シグナル探知・対応力(1) 顧客情報を活用した購買促進の仕組み
00: 33: 40 ②シグナル探知・対応力(2) 走行情報を活用した自動車保険の仕組み
00: 38: 04 ③組織進化力 硬直的な組織と柔軟な組織の違い
00: 44: 25 ④エコシステム構築能力 幅広いプレーヤーを巻き込んだエコシステム(スマートフォンの例)
00: 46: 50 ⑤エコソーシャル適応能力 環境の変化に合わせたビジネスモデル再構築の例
00: 50: 44 【再掲】Adaptive Advantage確立のための "5つの能力"
00: 53: 06 内容 3. Adaptive Advantageの習得に向けて
00: 53: 34 Adaptive Advantage構築に向けた道すじ
00: 58: 14 本日のまとめ
講師紹介: 丹羽 恵久(にわ よしひさ)


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  アシスタント:孫 麻耶

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