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これからの教養を考える > これからの教養を考える 02

リベラル・アーツとは


概要:
企業の人材マネジメントや大学教育において、改めて注目され始めた教養。なぜいま教養が見直されているのか。ビジネスの現場で使える教養とはどのようなものか。本シリーズでは企業人が身に付けるべき教養を探求する。
第2回は大学の教養課程としても重要視されるリベラル・アーツについて解説。リベラル・アーツは日本語に訳すと「教養」だが、本来「自分で自由に生きていくために必要となる基本的かつ実践的な技術」という意味合いがある。身に付けることで変化や困難、葛藤などにも対応できるようになるだろう。
日本の大学教育におけるリベラル・アーツは、単位を取るためだけの勉強や、単なる雑学という捉え方になっていることが多く、学ぶことで自身の方向性を見いだすような実践的教育や、社会に出て役立つという視点になっていないことが課題である。
現在の社会で求められるArts(技術)として六つのポイントが挙げられる。まず目標を明確に捉え、最適な方法を実行し、達成する力。何事でも面白さや興味深さを見いだし、のめり込む力。表面的な常識にとらわれず、新たな価値や考えを生み出す力。異質性を持った相手と相互理解のもとでシナジーを生む力。心身が不安定になる要素を自分で取り除く力。新しい技術や考えを受け入れ、活用できる力。これらの中でも、仕事のスピード感が増す現代において、65歳まで健康で働くことを考えると、自分の心身を守る力として医学・薬学・心理学の知識を持っておくことは不可欠だといえよう。
これらのArtsの本質は、固定観念からの脱却、自分自身の信念・信条の明確化、新たな関係の拡大・深化の3点である。しっかりと自分の考えを持ちながら、新たなものや異質なものを受け入れ、関係を広げることが、人格形成や仕事の成果につながるだろう。
Artsを身に付けるためには、思考・感情・感覚・直観をフル稼働させることが重要だ。「好き嫌いの話になりますが」「データによると」など、常に判断基準を付け加えて話すと、自分の判断特性が分かり、別の思考を試すことができるので、フル稼働の近道になる。加えて、新たな知識を幅広く吸収するだけでなく、誰かに話し、実践することで初めて、自分の考えや実行力のベースとして教養が身に付くといえよう。何か疑問を持ったときには放置せず、即座に調べて解決することを習慣にすると、さらに見識は広がるはずだ。
芸術、宗教、科学、歴史など、さまざまな領域に視点を広げ、理解・活用することで、人に頼らず自分で生きていくための教養を身に付けていただきたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 リベラル・アーツとは
00: 02: 23 Liberal Arts という考え方(1)
00: 03: 06 Liberal Arts という考え方(2)
00: 03: 39 Liberal Arts という考え方(3)
00: 06: 03 歴史上のLiberal Arts(1)
00: 06: 06 歴史上のLiberal Arts(2)
00: 06: 08 歴史上のLiberal Arts(3)
00: 09: 10 歴史上のLiberal Arts(4)
00: 09: 12 歴史上のLiberal Arts(5)
00: 09: 13 歴史上のLiberal Arts(6)
00: 09: 14 歴史上のLiberal Arts(7)
00: 13: 58 教養のゆがみ(1)
00: 14: 52 教養のゆがみ(2)
00: 15: 40 教養のゆがみ(3)
00: 18: 57 教養のゆがみ(4)
00: 20: 08 教養のゆがみ(5)
00: 21: 11 教養のゆがみ(6)
00: 23: 39 今の社会で求められる Arts とは(1)
00: 25: 53 今の社会で求められる Arts とは(2)
00: 27: 39 今の社会で求められる Arts とは(3)
00: 30: 24 今の社会で求められる Arts とは(4)
00: 31: 52 今の社会で求められる Arts とは(5)
00: 35: 43 今の社会で求められる Arts とは(6)
00: 37: 13 これらのArtsの本質(1)
00: 38: 57 これらのArtsの本質(2)
00: 41: 09 これらのArtsの本質(3)
00: 42: 05 これらのArts を身に着けるために(1)
00: 44: 10 これらのArts を身に着けるために(2)
00: 47: 53 これらのArts を身に着けるために(3)
00: 49: 16 芸術に触れることの意味(1)
00: 50: 57 芸術に触れることの意味(2)
00: 51: 35 宗教理解の意味 キリスト教を例に(1)
00: 53: 15 宗教理解の意味 キリスト教を例に(2)
00: 54: 17 科学を知る意味(1)
00: 54: 46 科学を知る意味(2)
00: 56: 37 歴史を考える意味(1)
00: 56: 53 歴史を考える意味(2)
00: 58: 30 今回のまとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:田幸 知有紗

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