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組織経営のための意思決定 > 組織経営のための意思決定 01

イントロ(全体の構成、意思決定とは何か)


概要:
組織経営は無数の意思決定によって行われる。一般に、組織を認識する時、あたかも組織そのものが一つの個性であるかのように捉えることがあるが、あくまで組織は個性ある個人が集まったものである。この講座では、組織の意思決定を、個人の意志決定、集団力学、組織影響力の3段階のプロセスに分解し、理解することで、コントロールできるようになることを目指す。
第1回の今回は、講座全体の構成と個人の意思決定について解説する。
組織の意思決定とは、効果が組織に帰属するもののことをいう。取締役会や株主総会での意思決定は組織のそれであるし、集団や個人の意思決定も含まれる。組織の意思決定は、個人の意思決定を出発点にしているが、集団力学と組織影響力が働くものである。
意思決定論は認知社会学や社会心理学を中心にするが、そこには組織論、統計学、ゲーム理論、交渉論、問題解決論なども含んで構成される。一般には経験を積むことで意思決定の質が向上するので、学問など必要がないという意見を持つ人も多いが、実際には意思決定は無意識を含む複雑なプロセスである。そのような見えないプロセスを理解するためには、学問の知識が必要である。
意思決定は個人のそれを出発点とするため、最初に歪みがあれば全体に影響することになる。コンサルタントなどは、個人の意思決定をシステマチックに行うことで、歪みが入り込まないようにする方法を説くが、実際には、あらゆる段階で特定の仮説に囚われたり、収集する情報が偏っていたりするなど判断バイアスがかかってしまう。
そもそも個人の認識には限界があり、どこかで直観に頼ってしまう。直観とは、無意識下の発見学習的判断ルール(ヒューリスティックス)であり、特有の癖があるために、致命的なエラーを犯す可能性がある。
例えば、人間はものごとを認識する際に、何らかの意味づけを行い、仮説を形成しようとする。一度、仮説が形成されてしまうと、それを緩和したり、放棄したりすることは難しくなってしまう。そのため間違った仮説を前提に情報を収集したり、判断してしまったりする。あるいは、限られた成功事例の中から成功要因を導き出して信じ込んでしまう場合もある。
このように個人の意思決定は、確認バイアスがかかっているため不安定であることを認識する必要がある。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 イントロ(全体の構成、意思決定とは何か)
00: 00: 42 講師プロフィール
00: 02: 16 全体の構成
00: 04: 17 組織の意思決定とは
00: 05: 22 Starbucks事件
00: 08: 49 組織の意思決定とは
00: 10: 00 前提とする人間観
00: 13: 37 意思決定論をとりまく領域
00: 14: 54 全体を通じたポイント
00: 20: 26 Ⅰ直観を活かす(個人の意思決定)
00: 20: 54 意思決定の基本(個人)
00: 26: 49 なぜ個人の意思決定が重要か
00: 31: 04 システマチックな意思決定方法
00: 31: 35 全段階でエラーが生じる可能性がある
00: 35: 08 直観とは何か
00: 37: 26 人間の情報処理の特徴
00: 37: 59 概念 駆動型情報処理の有効性(1)
00: 38: 36 概念 駆動型情報処理の有効性(2)
00: 40: 28 【再掲】概念 駆動型情報処理の有効性(1)
00: 41: 10 状況に応じた判断ができる
00: 42: 22 限られた注意と認知能力(認知限界)
00: 44: 23 ヒューリステイックス(直観)の例
00: 44: 29 2 4 6 問題(1)
00: 44: 54 2 4 6 問題(2)
00: 45: 44 2 4 6 問題(3)
00: 46: 29 2 4 6 問題(4)
00: 46: 55 2 4 6 問題(5)
00: 48: 07 2 4 6 問題(6)
00: 50: 55 2 4 6 問題(7)
00: 51: 26 致命的な誤謬
00: 52: 30 成功事例調査の危険性
00: 56: 15 【再掲】組織の意思決定とは
00: 58: 23 【再掲】ヒューリステイックス(直観)の例
講師紹介: 印南 一路()
慶應義塾大学総合政策学部 教授

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  アシスタント:田中 有明

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