ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー353

【ITpro EXPO 2014基調講演】
2020年、日本企業飛躍のカギ


概要:
20世紀は、大量生産・大量消費による市場拡大が企業の成長を支えてきた。日本は、文部科学省の教育指導要領によって質の高い平均的人材を大量に育成し成功できたが、少子高齢化人口減少が進み、新たなビジネスモデル構築が急務となるこれからの時代では、現状維持では生き残れない。現代の日本においても、平均的教育では及びにくい、音楽、スポーツ、芸術などの分野において世界でも突出した素晴らしい人材が育っている。
本番組では、21世紀に日本企業が飛躍するために必要な五つの鍵を提案する。
21世紀に日本企業が飛躍するためには、①とがった人間、既存の秩序を破壊するような人材を発掘する。②クラウドコンピューティング、クラウドソーシング、クラウドファンディングの三つのクラウドをフルに活用する。③既存のターゲット企業を破壊する演習を頭の中で何回も繰り返す。④日本を離れて自企業が対象とするビジネスモデルに特化した国を分析する。⑤先端ビジネスモデルを体現したサイトを実際に利用しリズム感をつかむ。この五つを実践し、ビジネスモデルを構築しなければならない。
例えば、Twitterを創業したジャック・ドーシーは、スマートフォンを簡単にクレジットカード決済端末にできる「Square」というシステムを開発。TECなどハードウエアに応じた販売時点情報管理(POS)システムを不要にする新しい秩序をつくり出した。彼らは、既存の企業をどうすれば打倒できるかといった発想でビジネスモデルを構築する。21世紀の起業家も同じようなトレーニングを頭の中で繰り返し行ってみることが重要だろう。自社開発できる技術には限りがあると考え、優秀な人材が多数登録されているクラウドソーシングを利用することも事業成功の鍵になる。ODesk、LinkedIn、クラウドワークスなどのサイトを利用すれば、専門性の高い和文英訳などの作業でも驚くほど低価格で迅速に処理できる。人口130万人の小さな国ながら、国民全員を登録したコモンデータベースを完備し、高度なIT化による省力化を成功させ国家債務はほぼゼロを達成しているエストニア、コールセンターで世界市場を席巻するフィリピンなど、事業者が見るべきビジネスに特化した国はたくさんある。
日本人の得意な学ぶことをやめて、使う、動かす、体験してみるなど、実地の世界に自分の身を放り込んでリズムをつかむことが、21世紀型の事業が成功するための方程式だ。日本の事業家は、学校で習ったことは役立たないと見切りを付け、新たなビジネスの世界へ挑戦して成功をつかみ取ってほしい。
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

『大前 研一』をamazon.co.jpで検索

Copyright(c)