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最後のフロンティア!アフリカビジネスに挑め > 最後のフロンティア! アフリカビジネスに挑め 04

地域と共に成長するビジネスモデル
ゲスト:後安孝彦氏(ヤマハ発動機株式会社 執行役員)


概要:
10億人の巨大市場として、世界のビジネスパーソンが関心を寄せるアフリカ。当番組では、新たな成長段階に入ったアフリカの現状を紹介し、これからのビジネスチャンスを探る。
今回のゲストは、アフリカで最も成功している日本企業の一つであるヤマハ発動機株式会社の執行役員、後安孝彦氏。オートバイをはじめ、ボートやエンジン、浄水装置などを手掛ける同社は、売上高構成比の約90%が海外事業だという。同社がアフリカで展開するビジネスを紹介するとともに、成功のキーポイントとなる考え方に迫る。
ヤマハ発動機の海外ビジネスは、まず現地に赴いて人々の声を聞き、地域の伝統や習慣を認識した上で、必要な製品やサービスを提案する「現地密着営業」が基本である。単に販売するだけでなく、製品の長く使ってもらうことも重要だと考え、正しい使用方法やメンテナンスの教育にも力を注ぎ、アフリカ54カ国中51カ国でSales、Service、Spare Parts(販売・サービス・補修部品)の「3S」を展開している。
同社のアフリカ事業は1960年の漁業開発支援から始まった。モーリタニアやケニアなどにボート工場を設け、技術支援をして現地人による製造体制を整えると同時に、魚の獲り方や加工・保存・流通などのソフト面も指導。FAO(国連食糧農業機関)やNGOなどと協力することでトータル的な漁村起こしを実現した。この活動によって、ボート工場での雇用創出、漁獲量の増加、加工や流通による売買価値の向上、良質なタンパク源の確保など、地域の生活が豊かになるとともに、自社の船外機(船舶推進システム)販売も増えるというWin-Winの関係を築き上げた。
アフリカは広大な土地があるにもかかわらず、乾燥化で作物の栽培効率が悪く、農地では朝から晩まで数人掛かりでバケツによる散水を続けている。現地でこの状況を見た同社の社員が、農地に配水管を取り付け、自社の水ポンプで効率的に水を与える点滴灌漑(かんがい)を提案。手の空いた農夫は雑草除去や新たな開墾に着手することができ、収穫量が2倍以上になった。事業を成功させるためには、自社の強みを生かしながら、農業ノウハウや農協システムなど、それぞれ専門の他社と協力するパートナーシップも不可欠だ。
アフリカ市場では短期的利益の追求ではなく、中・長期的に市場を育てることで、地域が豊かになり、ビジネスが拡大する。実際に足を運び、現状を把握した上で、人々の生活向上や自立支援という社会貢献的な視点を持つことが、強いビジネスにつながるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 地域と共に成長するビジネスモデル
00: 01: 28 後安孝彦氏プロフィール
00: 01: 56 地域と共に成長するビジネスモデル
00: 02: 09 感動創造企業
00: 02: 30 多様性・個性を追求する3つの事業軸
00: 03: 00 海外市場開拓事業部 事業部紹介
00: 03: 10 海外市場開拓事業部テリトリー&駐在事務所
00: 04: 03 ヤマハ発動機のアフリカ事業
00: 04: 46 アフリカビジネスポリシー
00: 05: 42 3S PHILOSOPHY
00: 05: 56 ヤマハ発動機のアフリカ事業
00: 06: 38 漁業開発支援
00: 08: 02 市場密着型ソリューション活動
00: 12: 25 ナイジェリア:ポートハーコートのポート工場
00: 13: 36 モザンビーク:3モデルのFRPポートを製造
00: 14: 41 二輪車事業@アフリカ市場
00: 17: 55 クリーンウォーター装置による生活環境改善の提案
00: 30: 27 ヤマハウォーターポンプと点滴灌漑農業
00: 30: 40 点滴灌漑普及前の農業作業
00: 31: 01 新しく導入した点滴灌漑農業
00: 33: 54 点滴灌漑による作物成長の違い
00: 34: 21 資料
00: 39: 32 ヤマハ発動機の考えるアフリカビジネスのあり方
講師紹介: 椿 進(つばきすすむ)
株式会社Asia Africa Investments and Consulting(AAIC Japan)代表取締役・代表パートナー
(株)ボストン・コンサルティンググループ(BCG)、パートナー・マネージングダイレクターとして、ハイテク、情報通信、インターネット、メディア・コン テンツ分野において、事業戦略、M&A戦略、新事業立ち上げ、グローバリゼーション等のプロジェクトを実施。95年-96年にはサンフランシスコ オフィス勤務。大手通信会社、大手携帯電話会社、大手電機メーカー、大手ハイテク部材企業、大手ゲーム会社、大手テレビ局、IT・ネット企業、消費財企業 などのコンサルティングを15年にわたって経験。 2006年に(株)インデックスホールディングスの代表取締役に就任。(株)タカラトミー、(株)竜の子プロダクション、(株)アトラスなどの社外取締役を歴任。

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  アシスタント:大里 希世

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