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最後のフロンティア!アフリカビジネスに挑め > 最後のフロンティア! アフリカビジネスに挑め 03

アフリカ経済の現状と日本の対応
ゲスト:平野克己氏(日本貿易振興機構アジア経済研究所 上席主任研究員)


概要:
10億人の巨大市場として、世界のビジネスパーソンが関心を寄せるアフリカ。当番組では、新たな成長段階に入ったアフリカの現状を紹介し、これからのビジネスチャンスを探る。
今回のゲストは日本貿易振興機構アジア経済研究所の上席主任研究員で、日本屈指のアフリカ通である平野克己氏。アフリカの現状を数字データで確認しながら、なぜ近年アフリカが急速に成長したのかを解説する。さらにアフリカにおける都市と農村の暮らしや、日本との関係性に注目し、これからの日本企業はどのように展開すべきかを考える。
サブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南の49カ国)のGDP推移は、1980年から2002年にかけてほぼ横ばいだが、人口が倍増したため一人当たり所得は半減し、貧困化が進んだ。2003年から原油や資源の価格が上昇すると同時に、産油・鉱業大陸であるアフリカは経済成長率約20%という急発展を遂げ、アフリカ内での消費爆発と輸入増が起こった。
日本の対アフリカ貿易は、自動車製造に使用するプラチナの輸入、自動車の輸出が中心で、ここ数年の燃料輸入増加によって赤字化している。貿易に消極的な日本に対し、中国はアフリカからの原油輸入や、対アフリカ輸出でも世界1位になった。1990年代からアフリカ政策を始め、主席が足繁く来訪するなどの外交努力で現在の結び付きを構築している。
食糧需給の面では、東アジアはもともと土地が狭い上に人口が多いため穀物輸入率が高く、アフリカは都市化とともに穀物輸入が増大し、いまでは欧米が輸出する穀物を、東アジアとアフリカで分け合っている状態だ。そのためアフリカの農業・食糧問題は、東アジアの食糧安全保障に直結するといえよう。さらにアフリカでは食糧等の物価が高いため、賃金が上がり、海外企業が流入しにくく、雇用が増えないという問題も起こっている。
これからの日本は労働人口の減少、巨大化する中国との共存、エネルギー対策などを踏まえ、輸出力と収益力の向上、すなわち海外で収益を上げることが最大の課題となる。アフリカに進出して農業や水関連などの新しいビジネスを創造することは、日本企業の将来にとって有効な策といえるだろう。成功するためには、グローバル戦略の一つとしてアフリカを位置づけ、信頼できるパートナーを徹底して探し、国連機関や他国の公的援助機関と連携、人材やネットワークをM&Aなどで迅速に整え、CSR(企業の社会的責任)を事業に組み込むことが大切だ。何よりも消費者のニーズを把握して提供するという企業の原点を思い返し、努力を重ねることが、日本再生の近道になるのではないだろうか。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 アフリカ経済の現状と日本の対応
00: 01: 25 平野克己氏プロフィール
00: 02: 53 対開発途上国外交の課題
00: 03: 34 アフリカ経済はどうして成長しているのか
00: 04: 47 アフリカはどれくらい成長しているのか
00: 05: 33 アフリカの消費爆発
00: 07: 25 サブサハラ・アフリカの輸出構成
00: 08: 00 各国のアフリカ輸入
00: 08: 55 サブサハラ・アフリカの産業構造
00: 09: 29 “資源の呪い”
00: 11: 20 アフリカの経済成長はいつまで続くか
00: 12: 37 日本の対アフリカ貿易比率
00: 13: 36 日本のアフリカ貿易の主要品目
00: 15: 02 【再掲】日本の対アフリカ貿易比率
00: 15: 09 【再掲】日本のアフリカ貿易の主要品目
00: 15: 28 日本と中国の対アフリカ輸出比較
00: 16: 20 日本の低成長:超閉鎖的経済
00: 17: 15 各国の対アフリカ輸出
00: 18: 02 中国のアフリカ政策
00: 21: 31 中国を軸とした各国の動き
00: 22: 58 南アフリカのアフリカ域内貿易
00: 24: 30 南アフリカ企業の展開
00: 26: 35 各国のアフリカ投資ストック
00: 31: 40 アフリカにおける都市と農村の分離
00: 33: 04 東アジアとアフリカの穀物輸入
00: 34: 25 アフリカは物価が高い
00: 34: 47 製造業平均賃金
00: 35: 46 国際テロとアフリカ
00: 37: 51 課題先進国、日本
00: 39: 00 日本企業の課題
00: 40: 23 日本のアフリカ資源ビジネス
00: 41: 24 アフリカで活躍する日本企業
00: 44: 03 成功するビジネス
講師紹介: 椿 進(つばきすすむ)
株式会社Asia Africa Investments and Consulting(AAIC Japan)代表取締役・代表パートナー
(株)ボストン・コンサルティンググループ(BCG)、パートナー・マネージングダイレクターとして、ハイテク、情報通信、インターネット、メディア・コン テンツ分野において、事業戦略、M&A戦略、新事業立ち上げ、グローバリゼーション等のプロジェクトを実施。95年-96年にはサンフランシスコ オフィス勤務。大手通信会社、大手携帯電話会社、大手電機メーカー、大手ハイテク部材企業、大手ゲーム会社、大手テレビ局、IT・ネット企業、消費財企業 などのコンサルティングを15年にわたって経験。 2006年に(株)インデックスホールディングスの代表取締役に就任。(株)タカラトミー、(株)竜の子プロダクション、(株)アトラスなどの社外取締役を歴任。

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  アシスタント:大里 希世

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