ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
メガトレンドを読み解く > メガトレンドを読み解く 04

メガ・トレンドまとめ ~日本企業のとるべき道~


概要:
人類が将来直面するさまざまな課題をメガ・トレンドとして分析し、日本の企業にとってどこにビジネスチャンスがあるかを説いてきたシリーズ最終回。前3回を振り返りつつ、新興国の成長が引き起こす世界経済のダイナミックな変化を目前に、日本の立ち位置を示唆する。グローバル化した世界経済の課題解決に挑戦するに当たり、日本企業の問題点も指摘。メガ・トレンドを追い風として捉え直し、自社の持つ本当の強みが何かを再度冷徹に見つめる重要性を強調、業界横並びで何とかしのげた時代は過ぎ去ったと語る。
増大する新興国の人口パワーと工業化による経済成長は、メガ・トレンドの大きなうねりとなり世界を飲み込む。生活レベルが向上した新中間層の誕生は、エネルギー・環境、農業、建設、消費、医療、ハイテクなど、あらゆる分野で需要構造変化をもたらすと同時に課題も生まれよう。
資源・エネルギー業界に目を向けると、アメリカ発のシェールガス革命は確実に進む。シェールガス油田の特徴は分散型・短期型。日本企業にはパッケージ型装置や高機能材料などが商機になる。注目すべきは石炭火力発電だ。石炭は低採掘コストで、しかも埋蔵量は世界中で豊富。低炭素化の追求で高効率化を実現し、環境負荷を最小にできれば、原発に不安感を抱く新興国の採用意欲は高まる。石炭ガス化複合発電などで世界最先端技術を持つ日本企業は優位に立てる。当然日本国内でも原発停止中の代替電源にも有用である。
食料関係では、消費スタイル変化により肉の消費量が増えると、飼料の生産性向上が一層望まれ、バイオ技術の磨き上げがさらに注目されよう。建設・運輸・輸送機器業界に期待されるのは、新興国の都市づくり提案だ。交通渋滞で安全確保に悩む都市も目立ってきた。道路や鉄道等のインフラ整備や、環境自動車の提供は日本の得意分野。スマートシティ技術は環境浄化に資する。水需要の伸長には日本の上下水道技術も貢献できそうだ。スマートフォンなど過去の普及段階を踏まずに新興国に広がるIT系商品・技術の発展は混沌としており、あらゆるものに商機が潜む。メガ・トレンドの波に乗るには、自社の強みの詳細な分析が第一だ。M&Aや提携、事業撤退も含めたグローバル戦略推進にはトップダウンが可能な世界本社の確立が不可欠である。
日本企業は人材豊富な事業部を中心とするボトムアップ型の意志決定が多かったが近年、他社追随型戦略に終始した弊害が指摘される。新興国の安い生産コストや技術力向上で競争力を失った日本の一環生産体制も戦略変更が急務だ。いまこそゴールイメージを描き直し、強みを戦略に生かしたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 メガ・トレンドまとめ:日本企業のとるべき道
00: 00: 42 本番組の全体構成
00: 01: 14 メガ・トレンドをビジネスチャンスとしてとらえる
00: 03: 49 資源と環境に関する事業機会:シェールガス
00: 09: 43 資源と環境に関する事業機会:新興国
00: 14: 51 石炭発電の高効率化技術は、コストの観点からは有望
00: 18: 19 人口シフトに関連する成長機会:水と農業
00: 20: 53 人口増加および、社会的環境変化の影響もあり、穀物需要は2050年に現状の1.5倍に…
00: 22: 09 人口シフトに関連する成長機会:都市型消費社会の発展
00: 23: 54 人口シフトに関連する成長機会:スマートシティ
00: 25: 50 ライフスタイル変化に関連する成長機会:ネット社会
00: 27: 42 Eコマース市場規模で見ると、中国は既に日本の市場規模を追い抜いている
00: 28: 31 ライフスタイル変化に関連する成長機会:職場の生産性
00: 30: 49 資源・エネルギー業界:分散化、低炭素化、蓄電化
00: 32: 31 農業・食品業界:消費の変化に伴う、生産・流通の変化
00: 34: 11 建設業界: インフラ支出の拡大と、新技術の活用
00: 35: 44 運輸・輸送機器業界: 新たな車両技術、および新興国市場
00: 37: 47 ハイテク業界:従来型の技術標準が消失し、アジア企業が主役に
00: 41: 14 消費財業界:新興国の新中間層市場が大きな成長機会となる
00: 43: 06 医療業界:市場性と生産コストの両面からアジアの重要性が高まる
00: 46: 38 戦略的な「世界本社」の必要性
00: 50: 16 自社の強みへの立脚
00: 54: 29 自社の目指すべき、勝ちパターンの特定
00: 57: 22 自社の目指すべき、勝ちパターンの特定(続き)
00: 59: 08 おわりに
講師紹介: 岸本 義之(きしもと よしゆき)
PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
東京大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学MBA、慶応義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。15年以上にわたり、銀行・証券・保険・ノンバンクなどの金融機関に対し、全社戦略、営業マーケティング戦略、リスク管理、グローバル戦略、組織改革などのプロジェクトを行ってきた。
マッキンゼー・アンド・カンパニー(マネジャー)を経て、現職。

『岸本 義之』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:加藤 有明

Copyright(c)