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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー74

【アルビン・トフラー氏対談】
アルビン・トフラーと再び語る
ゲスト:アルビン・トフラー氏(未来学者)
ハイジ・トフラー氏


概要:
<二ヶ国語>

誰よりも早くデジタルネットワーク社会の到来を予測した「第三の波」という著書で知られるアルビン・トフラー氏が、ビジネス・ブレークスルーに再びやってきた。

第1回の大前研一アワーで、日本や世界の状況を驚くほど正確に予見したトフラー氏に、今後のデジタルネットワーク革命の行く末を再び聞く。ドットコム・バブルの崩壊にも関わらず、もはや後戻りできない“第三の波”の展開を、アメリカはもとより、中国やアジア、ヨーロッパの現状を踏まえて語る。
 誰よりも早くデジタルネットワーク社会の到来を予測した「第三の波」という著書で知られるアルビン・トフラー氏が、ビジネス・ブレークスルーに再びやってきた。第1回の大前研一アワーで、日本や世界の状況を驚くほど正確に予見したトフラー氏に、今後のデジタルネットワーク革命の行く末を再び聞く。

【前回の発言】
1970年代から80年代にかけての日本の成功要因は、一般に言われるように低廉な労働力に依存したことではなく、“第三の波”の可能性を正確に理解し、ビジネスに応用したからである。ただし、その応用は、製造業の分野に止まり、サービス産業や金融の分野に活かされることはなかった。日本の産業システムは依然として、“第二の波”である工業社会に恩恵を与えようとしており、アンバランスな状態である。日本は、今後、世界のリーダーになれる可能性を持っているが、そのためには政府や企業がボーダーレス経済のあり方を正確に理解し、柔軟な組織に生まれ変わる必要がある。

【今回の発言】
 ドットコム・バブルの崩壊が起きたが、それがIT革命の後退を意味するものではない。IT革命は次の段階に進んでいる。これまではITがバイオテクノロジーの進展を支えたが、今後はバイオテクノロジーがITに影響を与える可能性がある。このように複数のテクノロジーが結びつく時、大きな可能性が生まれる。
 中国は ITを理解し、古い政治・経済体制から抜け出して、社会変革を起こそうとしている。中国を含めてアジア全体は、様々な不安定要素を抱えているが、方向性は変わらないだろう。それに対して、ヨーロッパは未だ“第一の波”である農業に多くの投資を行っており、IT革命に失敗したと思える。日本は依然として前世紀の産業に投資しているが、携帯電話の爆発的な普及もあり、次の段階へ進もうとしている。一方、アイルランドのように、“第二の波”を跳び越して、IT革命に乗った国もある。
 しかし“第三の波”は魔法ではない。技術の進展だけでは十分ではなく、アイルランドのように教育に力を入れることが成功の要因である。
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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