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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー338

【向研会】メイカーズ・ムーブメントの動向
ゲスト講師:田川欣哉氏(株式会社タクラム・デザイン・エンジニアリング 代表)
      八木啓太氏(ビーサイズ株式会社 代表取締役社長)


概要:
近年インターネットエコノミーや3Dプリンターなどのデジタルツールの普及により、誰もがものづくりに参加できる「メイカーズ・ムーブメント」が起こっている。本番組では、デザインとエンジニアリングを融合する新しい手法で企業の商品開発支援を行うタクラム社・田川代表と、「一人家電メーカー」として企画・開発から商品販売までを手掛けるビーサイズ社・八木社長をお迎えし、デジタル化によって激変するものづくり現場の実際を伺うとともに、「メイカーズ・ムーブメント」の実態を明らかにする。
「メイカーズ・ムーブメント」は、ICT技術の進歩とともにデジタル加工機械を使ったモノの設計と試作が可能になり、ネットを介して設計情報などをシェアすることで、誰もが製造者になれる「新産業革命」のこと。ソフトウエアの世界でネットが果たしたように、コンセプトから事業化への道のりは少人数で実行可能になった。眼鏡型情報端末であるGoogle Glassや、スマホでクレジット決済が可能なサービスSquareなど、イノベーションの主戦場がソフトウエアの外へにじみ出し始めた。レコード、CDなどの音楽販売業界で米国最大の販売店は、以前のタワーレコードから、ネット上に存在するアップルのiTunesストアに取って代わられた。レーザー加工機、3Dプリンターなどのデジタルファブリケーションが充実低価格化することで、製造業のリーンスタートアップが可能になった。
田川代表率いるタクラム・デザイン・エンジニアリング社は、ハードウエア・ソフトウエア・サービスの設計を専門とするクリエイティブ・イノベーション・ファームとして、トヨタ自動車「NS4」、NTTドコモ「ドコモメール」などのUI設計・デザインを行う。
商品に必要なほとんどの部品がアベイラブルになった時代の流れを敏感に嗅ぎ取り、富士フイルムにて医療機器の機械設計に従事していた八木氏は、2011年、一人家電メーカーとして企画開発から商品組立販売まで手掛けるビーサイズ社を創業した。同社は、LEDデスクライト「STROKE」で国内外のデザイン賞を受賞するなど、順調に事業を拡大している。
基盤や構造体などの試作、検証、量産に至るまで外部のサービスを利用することで、たった一人でも製造業として創業することが可能になった。ビーサイズ社のように、企画開発設計力があれば少人数でも起業が可能になる実例を見れば、日本の製造業が復権できる可能性は十分にあることが分かる。日本企業は「メイカーズ・ムーブメント」を注視し、この動きに乗り遅れることなく自社のビジネスモデルを再構築して勝ち残ってほしい。
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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