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クラウドファンディング最前線 > クラウドファンディング最前線 02

クラウドファンディング活用の事例
ゲスト:丹下大氏(株式会社SHIFT代表取締役)


概要:
クラウドファウンディングとは、資金用達手段のひとつで、インターネットで多くの人から少額の資金を集め、アイデアや夢を実現させることである。ただし、それは単に少額資金を集めるだけではなく、多くの人たちの意見を聞くためのマーケティングの手法としても活用できる。実際にクラウドファウンディングを利用して、香りのモバイル化というビジネスアイデアを実現した丹下大氏をゲストに招き、その多様な使い方について聞く。
丹下大氏は、ソフトウェアの「品質保証コンサル」を手掛ける株式会社SHIFTの代表取締役である。
ある時、「携帯電話には香りがない」ということに気づいて、香りのモバイル化をビジネスにできないだろうかと考えるようになった。そこで、弁理士に相談してみたところ、ビジネス化の可能性があることがわかった。しかし当時はガラケーの時代で、技術的に香りを出すようなデバイスの実現は難しかった。
スマートフォンの時代になりあらためて具体化を試行し、ロボットの研究者と共同でデバイスの開発に乗り出した。2011年9月の1号機から、2012年の4号機に至り、スマートフォンに違和感なく装着できる香りを出すデバイスが出来た。そこで、メッセージが届くとスマホが香る「Chat Perf」として商品化することにした。
早速、世界最大のモバイル祭典であるWMC2012に出展したところ、世界中76社からオファーを受けることができた。さらに商品の紹介動画を作成した上で、日本のクラウドファンディングであるCampFireで、資金集めをしたところ、歴代3位の約320万円を集めることができた。
今回、クラウドファウンディングで資金を提供した人は、純粋にこのような商品がほしい人の他に、ビジネスに活用したいと考えるイノベータ―の人たちがいた。例えば広告代理店に勤める人などは、具体的な売り込み先を想定した上で、商品化の意見を提供してきている。つまり、クラウドファウンディングは、展示会のようなマーケティングの手段としての役割を果たしていることになる。現在、ものづくりの技術が進み、小ロットでも利益が出るようになっているので、こうした少数意見やフィードバックを取捨選択することで、ビジネスの実現性は高まる。
今後、日本は起業人口を増やしていかなければならないが、こうしたツールを活用することは、起業人口の増加に資するものだと考えることができるだろう。
講師紹介: 小林 雅(こばやし まさし)
ICCパートナーズ株式会社代表取締役
東京大学工学部卒業後、1998年アーサー・D・リトル(ジャパン)に入社。エレクトロニクス・情報機器・通信関連の新規事業戦略立案に従事後、ベンチャー・インキュベーション事業の立ち上げを経験。2001年エイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービス・キャピタル・パートナーズ)入社。2004年同社パートナー就任。累計約400億円のベンチャーキャピタル・ファンドを運用。グリー株式会社などのインターネット・モバイル・ソフトウエア産業の投資を担当。2007年8月に独立し、2008 年1月インフィニティ・ベンチャーズLLP共同代表パートナー。インフィニティ・ベンチャーズ・サミットの企画・運営責任者を務める。2015年9月に退職し、2016年4月より現職。

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  アシスタント:大里 希世

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