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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 30

勝ちパターンの研究(12)自動車業界


概要:
産業規模が大きく(日本だけでも30兆円といわれる)部品、素材、販売店、ガソリンなど裾野が広いことが特徴の自動車産業は、それゆえに国策や政治が絡み、世界のエリアごとに主要プレーヤーが異なる。例えばヨーロッパではヨーロッパの自動車メーカーが強く、アメリカでは、アメリカ車や日本車が強い。そんな中、それぞれのメーカーはどのような戦略をもって経営しているのか。自動車が大好きな内田和成が、業界の勝ちパターンを解説する。
2012年の世界自動車メーカー販売台数ランキングによると、1位はトヨタ自動車、2位はGM、3位はフォルクスワーゲン、以下、日産・ルノー、現代・起亜自動車、フォード、フィアット、ホンダ、プジョー・シトロエン、スズキと続く。が、その差は僅かであり、例えば、5位と6位のメーカーが合併すると1位になるほどである。地域別販売台数では1位中国、2位アメリカ、3位日本、以下、ブラジル、ドイツ、インド、フランス、イギリス、イタリア、ロシアと続くが、地域別では新興国の伸びが大きく、先進国は軒並み台数を減らしている状況である。
そんな中、ユニークなエリア集中戦略をとっているのがスズキである。スズキはインドでナンバーワンのシェアを持ち、ハンガリーにも力を入れている。同社は四輪車としては後発メーカーであるため、日本メーカーが進出していない地域に意識して集中しようとしている。
トヨタは、品質、生産コストが安い上に、アメリカやアジアに強いことが特徴である。特にASEAN地域の日本車のシェアは高く、トヨタの販売台数を押し上げている。
販売台数よりも、製品差別化して高級層に集中しているのがメルセデスベンツやBMWである。フェラーリは、ブランド力を維持するために販売制限をしているほどである。
またユニークな勝ちパターンとしては、電気自動車に特化し、唯一の成功例といわれるテスラモーターズがある。
フォルクスワーゲンもユニークな戦略をとっている。同社はポルシェ、アウディ、VW、スコダという複数のブランドを持ち、ハイエンドからローエンドまでをカバーしている。ものづくりにおいては、ブランドにまたがって共通プラットフォームを採用し、すりあわせ技術ではなくモジュール化を志向している。アメリカで苦戦し、中国で大成功している同社であるが、今後の趨勢が気になるところである。 
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 勝ちパターンの研究(12) 自動車業界
00: 00: 38 勝ちパターンの研究(12) 自動車業界
00: 03: 11 自動車業界の現状
00: 03: 24 世界自動車メーカー販売台数ランキング(2012年)
00: 07: 17 主要国の四輪車販売台数(2000年、2010年)
00: 10: 55 主要国の四輪車生産台数(2010-12年)
00: 12: 56 中国メーカー別販売台数・シェア(2013年)
00: 17: 06 地域別・メーカー別シェア(欧州・アメリカ)
00: 22: 49 自動車産業の特徴
00: 25: 10 各社の勝ちパターン
00: 25: 27 マイケル・ポーターの3つの基本戦略
00: 25: 57 事例研究
00: 27: 28 インド市場のメーカー別シェア(2012年)
00: 32: 27 トヨタ自動車の勝ちパターン
00: 33: 17 ASEAN地域 国別日本車シェア(2012年)
00: 34: 40 自動車メーカーブランド価値ランキング(2013年)
00: 41: 26 ドイツ高級車3メーカー好調
00: 43: 41 フェラーリ、2013年の供給量を減らす
00: 47: 03 VWの戦略
00: 56: 30 テスラモーターズの挑戦
00: 58: 56 今回の勝ちパターン まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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