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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 28

勝ちパターンの研究(10)学習塾


概要:
日本の18歳人口は現在120万人程度であり、ピーク時の6割程度である。10年後には100万人程度になるとも予測されており、少子化傾向は続くと思われる。そのため、現在約1兆円の学習塾・予備校市場規模もやや右肩下がりで推移しており、拡大する見込みは少ない。そんな中、学習塾や予備校はどのような戦略をもって経営しようとしているのか。伝統的な予備校をはじめ、独自の路線をとるナガセや明光義塾の勝ちパターンを紹介する。
2012年現在、予備校の三大大手は、駿台予備校、河合塾、代々木ゼミナールである。従来、これら3社は、大学進学を目指す浪人生を主要ターゲットに、優れた講師、教材というソフトウェア、都心立地、大規模な校舎というハードウェア、模擬試験の実施、講習会、合格実績というプロモーションの三つを勝ちパターンとしてきた。ただし少子化の状況にあって危機にあるというのが現状である。
それに対して、業績を急激に伸ばしているのが東進ハイスクールを運営するナガセである。同社は、浪人ではなく現役の高校生をターゲットにして「部活と受験を両立させる」というコンセプトを掲げている。
東進ハイスクールは、有名講師によるオンデマンド映像授業形態であるから、質の高い授業を生徒の都合に合わせて提供することができる。しかも授業というソフトウェアの費用単価が安い上に、どこでも再現できるので、小規模FCでも多店舗展開できるのである。
東進ハイスクールは、生徒が大手予備校の模擬試験を受ける場合はその費用を負担するなどして、むしろ従来の大手予備校を利用する方法で勝ちパターンを作っている。
中学生向けの個別指導塾という形態で業績を伸ばしているのが明光義塾である。同社は、進学を目指す生徒ではなく、あくまで授業に遅れないようにしたいと考える生徒をターゲットに、補修型個別指導を提供している。
明光義塾の競合は地域の中小学習塾であるためそれほど強力ではない。だから現役の大学生アルバイトが丁寧に指導するというスタイルでも十分に戦えるのである。
明光義塾は、小規模商圏でもアルバイト人材を使って運営できるのでフランチャイズ展開がしやすいという特徴がある。そのため、直営店よりもFC教室が非常に多く、成長のスピードが速い上に、高い営業利益率を確保できる勝ちパターンである。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 勝ちパターンの研究(10) 学習塾
00: 00: 39 勝ちパターンの研究(10) 学習塾
00: 01: 02 勝ちパターンの研究(10)学習塾 本日の内容(学習塾の現状)
00: 02: 23 学習塾・予備校市場規模
00: 02: 59 18歳人口推移
00: 04: 01 学習塾の売上高順位
00: 07: 29 各予備校の進学実績(2012年度)
00: 14: 55 3大予備校の勝ちパターン
00: 21: 10 勝ちパターンの研究(10)学習塾 本日の内容(ナガセの勝ちパターン)
00: 21: 52 ナガセ売上高推移
00: 23: 51 ナガセ事業別売上構成比(2010年度)
00: 25: 51 大学進学 現役 vs.浪人
00: 32: 57 衛星予備校校舎数推移
00: 36: 32 部活も受験も
00: 38: 46 ナガセ(東進ハイスクール)の勝ちパターン
00: 40: 07 勝ちパターンの研究(10)学習塾 本日の内容(明光義塾の勝ちパターン)
00: 40: 51 個別指導塾市場規模推移
00: 41: 06 明光義塾業績
00: 42: 02 各社営業利益率
00: 45: 38 明光義塾のポジショニング
00: 49: 44 明光義塾教室数推移
00: 50: 44 直営・FC教室数推移
00: 55: 10 明光義塾の勝ちパターン
00: 56: 37 今回の勝ちパターン まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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