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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 26

経営者の意思決定(2)
人間的アプローチ


概要:
従来型の意思決定論は、合理的な人間であればどう意思決定すべきかという立場に立っている。しかし実際には人間は必ずしも経済合理性のみで行動するわけではない。
今回は、人が実際にどう行動するのか、なぜそうするのか、という問題を行動経済学の立場に立つ心理的社会的要素の強い意思決定論として、ヒューリスティックス、アンカリング、フレーミング、プロスペクト理論、サンクコスト、バイアスなどのキーワードに沿って紹介する。
ヒューリスティックスとは、物事を決める際、明確な判断基準がない場合あるいは未経験の場合に頼る簡便な方法であり、「直感で物事を決めること」である。アインシュタインも「不完全であるが役に立つ方法」と述べている。が、直感が必ずしも事実通りではないこともあることを頭に入れておかなければならない。
提供された情報が曖昧な場合、自分で持っている情報(記憶)を基準点として持ち出し調整し判断する方法をアンカリングと調整ヒューリスティックスという。
人間の意思決定が何らかの枠組み(フレーム)の中で行われることをフレーミングという。したがって意思決定を行う個人が、どのフレームに位置づけているかによって、意思決定の内容が異なることがある。
例えば、(A)50%確率で10万円を得ることができる場合と、(B)無条件で5万円を得ることができる場合では、多くの人が(A)を選ぶ。しかし、(A)50%の確率で10万円を失う場合と、(B)無条件で5万円を失う場合では、(B)を選ぶ人が多いことが、プロスペクト理論で実証されている。
あるいは、同じ品物を違う値段で買った場合、高く買った方の商品を大切にするという傾向がある。このようにサンクコスト(それまでにかけたコスト)の大きさも、意思決定に影響を与えることが知られている。
人間は、必ずしも合理的な意思決定をしているわけではない。人間には心理的、経験的、社会的に様々なバイアスがかかっており、それが意思決定に影響を与えている。
このように、実際の意思決定プロセスを理解して、人間が陥りやすい罠を理解しておくことが、経営者としての意思決定の質を高めることになる。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 経営者の意思決定(2)
00: 00: 40 内田和成のビジネスマインド 経営者の意思決定(2)
00: 00: 50 前回のおさらい
00: 01: 33 経営者の意思決定(2)本日の内容
00: 02: 07 人間的アプローチの代表例が行動経済学
00: 03: 04 ヒューリスティックスとは
00: 04: 39 質問(1)
00: 06: 22 正解(1)
00: 07: 49 質問(2)
00: 11: 38 アンカリングとは
00: 12: 56 質問(3)
00: 14: 02 質問(4)
00: 16: 24 フレーミングとは
00: 18: 14 問題(1)
00: 18: 35 正解(2)
00: 19: 05 【再掲】問題(1)
00: 19: 55 問題(2)
00: 20: 46 正解(3)
00: 21: 02 【再掲】問題(2)
00: 21: 20 【再掲】正解(3)
00: 22: 04 質問(5)
00: 25: 06 価値関数
00: 28: 12 質問(6)
00: 30: 31 質問(7)
00: 35: 48 質問(8)
00: 39: 50 質問(9)
00: 41: 44 正解(4)
00: 44: 22 質問(10)
00: 46: 55 質問(11)
00: 51: 17 質問(12)
00: 55: 31 経営者の意思決定(2) 人間的アプローチ:まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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