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地域づくりのマネジメント > 地域づくりのマネジメント 06

食と地域振興
ゲスト:高野誠鮮氏(石川県羽咋市教育委員会 文化財室長/日蓮宗 本證山妙法寺 第41世住職)


概要:
20年間で人口が半減した石川県羽咋市神子原地区は65歳以上の住民が半数以上を占める限界集落。活性化ドラマとしてシナリオを描いたのは、今回のゲスト、石川県羽咋市教育委員会文化財室長の高野誠鮮氏である。前向きで自由な発想をする敏腕プロデューサーがいて、地域が自信や勇気や元気を持ち、役を演じることがいかに大切か。犯罪以外なら何をしてもいいという上司に支えられながら既存の手順や方法を変え、斬新なアイデアと戦略で展開したサクセスストーリーを追う。
高野氏は1955年生まれ。テレビ放送作家を経て、1984年、実家である寺を継ぐため羽咋市にUターンして市臨時職員に。麦わら帽子の形をした物体が夜な夜な飛んでいるという古文書の記述から、これはUFOだ、UFOの町として売りだそうと、国内はもちろん、海外にもPR。UFOの名を冠した土産物、ラーメン屋、うどん屋、パチンコ屋等は商店街が相次いでつくった。議会も動き、UFO国際シンポジウムを開催。旧自治省よりリーディングプロジェクト事業指定を受け、1996年、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を開館させた。
2005年、過疎高齢化が進む神子原地区において「若者が出て行かない町づくり」を目指し、1.5次産業振興室が創設され、高野氏は農山漁村活性化計画に着手。里山農村が衰退する原因は、農業所得が低く後継者がいない、市場に出た出荷量で価格が変動するため希望小売価格を生産者が決められないことなどにある。生産・管理・流通を生産者が行う流通システムを構築。「空き農家・農地情報バンク」を設定し、新規就農者を呼び込んだ。棚田オーナー制度や、酒が飲める女子大生を農家に民泊させる烏帽子親農家制度、都市から大学生を受け入れる援農合宿、マエストロの村づくり等、型破りな発想を実践することで外部から人が集まり農家も活気づいていく。同時にブランド戦略に出る。神子原→神の子→キリストという連想からローマ法王へコメを献上することを実現。神子原米はローマ法王御用達米という肩書でブランド米となり、役所やJAによる補助金に頼らない体質へと改善。農家所得は劇的に増加、高齢化率も減少に転じ、限界集落からの脱出に成功した。
次に目指すのは農薬・肥料・除草剤を使わない自然栽培による作物のブランド化だ。腐らず枯れる野菜・穀類をつくり、相手が健康で幸せになることを願う日本農業で世界のマーケットを取りに行く戦略を打ちだそうと、高野氏の夢は大きく膨らんでいる。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 食と地域振興
0.0: 1.0: 17 地域資源
0.0: 1.0: 37 食による地域づくり
0.0: 2.0: 52 高野誠鮮
0.0: 6.0: 15 石川県羽咋市神子原地区とは?
0.0: 9.0: 56 原因と対策と疑問
0.0: 21.0: 54 課題を突きつけられどうするか?
0.0: 24.0: 32 神子原地区の課題と対策
0.0: 25.0: 22 1.5次産業の創出
0.0: 26.0: 45 役所思考はなぜ駄目なの?
0.0: 29.0: 49 地域社会・組織の理想は「人」
0.0: 30.0: 4 理念
0.0: 32.0: 6 治療方法とヤル気
0.0: 33.0: 26 課題と条件
0.0: 33.0: 57 シビルミニマムの達成目標
0.0: 34.0: 44 3つの基本戦略
0.0: 36.0: 17 烏帽子親農家制度
0.0: 38.0: 20 援農合宿 平成17年~
0.0: 38.0: 47 棚田に雛人形 1500名が見物
0.0: 40.0: 40 農家がカフェに
0.0: 41.0: 58 プロデューサとしての関わり
0.0: 43.0: 16 ブランド戦略工程
0.0: 46.0: 1 ローマ教皇献上米
0.0: 47.0: 16 8年続けてローマ教皇に献上
0.0: 50.0: 32 完成したお米と酒
0.0: 50.0: 45 最小の投資で最大の効果
0.0: 52.0: 24 その結果
0.0: 54.0: 50 腐らず枯れる野菜・穀類
0.0: 56.0: 9 国際戦略作物
0.0: 56.0: 52 戦略
講師紹介: 飯盛 義徳(イサガイ ヨシノリ)
慶應義塾大学総合政策学部 教授 兼 政策・メディア研究科委員

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  アシスタント:西野 七海

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