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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 22

勝ちパターンの研究(7)国の勝ちパターン


概要:
世界第3位の経済大国である日本だが、このままでは衰退していくことが予想されている。日本が将来的に生き残っていくためにはどのような方法があるのか。人口の多い国、経済力のある国、資源の多い国など持てる国には、持てる国なりの勝ち方があり、それらがない持たざる国にもそれなりの生きる道がある。
今回は、世界の国を内田和成が「持てる国」「持たざる国」「偏りのある国」に分類して、それぞれの勝ちパターンを探り、日本の将来の生きる道を考える。
「持てる国」であるアメリカは、自国の市場規模が巨大な上に成長しており、フルラインの産業構造を持っている。世界的にも高付加価値産業である航空宇宙、IT、金融、サービス業に強い。世界第一の経済力を背景にアメリカンスタンダードをグローバルスタンダードとしている。

中国は巨大な自国の潜在市場規模と軍事力を背景に、力づくでものごとを動かそうとする傾向がある。

ロシアは国土が広大で天然資源が豊富であり、エネルギー産業を国策として展開している。

ブラジルは、食糧が豊富で巨大な人口を支えて余りある。天然資源も豊富で、今後有望である。
これら「持てる国」の勝ちパターンに対して、「持たざる国」は独自の勝ちパターンを持つ。

韓国は、人口も経済力も小さいが、特定企業集団が一点集中の産業政策をとることで世界に乗り出している。国の政策として、空港や港湾も集中することで世界に打ち出している。

台湾は、人口、経済力ともにさらに小さいが、国策として特定産業を強化し、その他の産業は実質捨てる政策である。

シンガポールは何もない国であり、加工産業からスタートしたが、現在は金融、サービス、交通、物流などアジアのハブとして生き残りを賭けている。

これに対してイギリス、フランス、イタリア、オーストラリア、インドなど「偏りのある国」も、自分の持っているものを活用して、生き残りを図っている。

では日本はどうか。既に成熟期から衰退期に移りつつある日本は、偏りのある国から持たざる国への転落の危機にある。成長期を急激に通り過ぎたために成熟化も急速であり、今が正念場である。ヨーロッパやアジアの小国をモデルに、成熟期でも勝てる独自の勝ちパターンを見つけ出す必要がある。
勤勉で高い教育水準を持つ国民が多く、国が方向性を示せば一つにまとまる特徴があるので、正しい政策を打ち出すことが望まれる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 勝ちパターンの研究(7) 国の勝ちパターン
00: 00: 40 勝ちパターンの研究(7) 国の勝ちパターン
00: 01: 35 今日のメインテーマ
00: 02: 58 持てる国の例
00: 03: 48 世界の人口上位20カ国(2012年)
00: 05: 59 GDP上位10カ国(2011年)
00: 07: 12 アメリカの勝ちパターン
00: 12: 48 中国の勝ちパターン
00: 14: 52 ロシアの勝ちパターン
00: 17: 10 ブラジルの勝ちパターン
00: 21: 33 持たざる国の例
00: 22: 15 韓国の勝ちパターン
00: 25: 05 コンテナ貨物量上位10港(2010年)
00: 28: 51 台湾の勝ちパターン
00: 34: 29 シンガポールの勝ちパターン
00: 41: 28 偏りのある国の例
00: 41: 58 何が偏っているのか?
00: 50: 02 日本はどうなのか(これまで)
00: 51: 01 日本はどうなのか(現在)
00: 53: 12 国の勝ちパターン 日本への示唆
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:都筑 美奈

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