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BPUプロフェッショナル系 経営戦略 > 内田和成のビジネスマインド 20

勝ちパターンの研究(5)公文教育研究会編
ゲスト:角田秋生氏(株式会社公文教育研究会 代表取締役社長)


概要:
高校の数学教師だった公文公(くもんとおる)が、息子の毅のために考案した教材を元に考えられたのが公文式学習法である。1958年の会社創立以来、現在では世界48の国と地域でのべ434万人の学習者数を持ち、その海外比率は70%に達している。海外展開が難しいといわれるサービス業の分野で、KUMONが海外事業展開に成功している理由は何か。株式会社公文教育研究会の角田秋生代表取締役社長に勝ちパターンを聞く。
公文式学習法は、生徒個別の自主学習用教材を使った無学年式の学習法である。生徒個人の能力や状態に応じた「ちょうどの学習」教材を与えられるので、どんな学習者でも達成感を得ることができ、学習する時の気持ちを強化できる。読み書き計算という基礎的な能力をコツコツと階段を上がるように学習することで、学習する力をつけてもらうことが目的の一つである。
KUMONが大切にしている価値観は、「子どもから学ぶ」こと、「悪いのは子どもではない」ということ、「もっといいものはいつもある」である。常に指導者は子どもの様子を見て、教材や指導法の改善を忘れてはならない。
現在、公文式教室は世界に約25000あり、180の事務局がある。年に1回の世界指導者研究大会が開催され、実践活動に応じた研究成果を発表している。また小グループでの勉強会は日々続けられていて、常に研究されている。
KUMONが世界に広がっていったのは、地域目標を立てて攻略していった結果ではなく、むしろ海外赴任の日本人が、自分の子どものために公文式を現地に持ち込んだことに起因している。その意味では、小さく初めて、徐々に仕組みをカスタマイズさせながら、現地化していった結果である。
今では現地人の指導者がチームを作って指導法や教材の研究をしており、日本からは理念を伝えることを行っている。
海外でもKUMONの指導者は主婦が多い。きめ細かく、子育てマインドがあり、子どもや保護者とのコミュニケーションに長けているからである。
世界各国で国民性や状況は違うだろうが、もともと公文式学習法は、1対1の学習法であり、世界に広がっても普遍的である。それに教材が世界共通であるため、その中に込められた価値観や理念が広がりやすい。それはKUMONにとって現地化のツールであると同時に、他社にとっては参入障壁となる。
KUMONは、学習者だけではなく、指導者やKUMON自身が「もっといいもの」を求めて学ぶ組織である。今後も、指導者と学習者のつながりを深めていきたいと考えている。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 勝ちパターンの研究(4) 公文教育研究会編
0.0: 0.0: 43 内田和成のビジネスマインド 勝ちパターンの研究(5) 公文教育研究会編
0.0: 2.0: 50 ゲストプロフィール
0.0: 3.0: 26 KUMONの誕生
0.0: 6.0: 32 公文の理念
0.0: 8.0: 26 公文式学習法
0.0: 13.0: 31 大切にしている価値観
0.0: 15.0: 27 KUMONの現況(1)
0.0: 15.0: 44 KUMONの現況(2)
0.0: 21.0: 37 会社概要
0.0: 24.0: 25 勝ちパターンの研究(5) 公文教育研究会編 本日の内容 KUMONの海外事業戦略
0.0: 24.0: 36 海外事業戦略(1)
0.0: 30.0: 37 海外事業戦略(2)
0.0: 41.0: 49 海外事業戦略(3)
0.0: 49.0: 4 海外事業戦略(4)
0.0: 52.0: 44 勝ちパターンの研究(5) 公文教育研究会編 本日の内容 今後の課題
0.0: 57.0: 6 KUMONの勝ちパターン まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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