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BPUプロフェッショナル系 起業と経営 > アントレプレナーライブ 155

ついに来た!ブロックバスターの予感
ゲスト:窪田 良氏(Acucela Inc.代表取締役会長・社長 兼 CEO)


概要:
世界で何千億ドルもの売上がある薬品をブロックバスターと呼び、主に大企業が参入しているが、日本企業においては目立った動向がなかった。
本講座のゲストである窪田良氏は、眼科領域に特化したバイオベンチャー、Acucela Inc(アキュセラ・インク)を創設、現在、新薬開発の最終段階に来ており、世界から注目を集めている。窪田氏は医学部卒で研究、臨床畑を歩んできたが、ワシントン大学医学部勤務を経て、まず同大学ベンチャーからスタートさせた。困難と言われた未開発な眼科疾患治療薬にかける思い、社の戦略を伺う。
アキュセラ社は2002年に創設、シアトルに本社を置き、眼科領域では現在も治療法が確立されていない「加齢黄斑変性(AMD)」を対象として研究開発を行っている。窪田氏はワシントン大学勤務時に、欧米失明原因1位、全世界患者数約1億2千万人、目のアルツハイマーと呼ばれるAMDの患者に接し、患者本人や社会へのリスクの大きさから、未開発治療薬の領域に着手した。
起業当初は大学との共同研究機関としての活動が中心だったが、最も困難な疾病治療に立ち向かうため、研究費用等のリスクも取りつつ、自社創薬に切り替えた。
2008年にアキュセラ独自化合物「ACU-4429」によるドライAMDの第1相試験(フェーズ1)を開始し、2年後、FDA(米国食品医薬品局)より、ファスト・トラック(優先審査)認定を受けた。
現在は主に4種の開発中新薬があり、うち2種は第3相試験(フェーズ3)まで進んでいる。第3相まで来て、新薬誕生の確立はやっと2分の1であり、第1相では1万から3万の化合物があるという。
開発には多大な費用と時間がかかるが、治療方法のイノベーションは外科から内科治療への進展を見ることであり、AMDの経口薬をつくり出すことを自分の使命とし、自ら研究の陣頭指揮を執る。
新薬発売率は大企業が主流だったが、近年はバイオベンチャー企業が技術革新を起こす率を高めている。多様な人種が集まり絶えずディスカッションをし、危機感を持った研究が革新的なイノベーションを生むという。アキュセラ社も17カ国から人が集まり、考え方は多種多様だ。そこで「Acucela」の社名には、最初のAがadaptive(適応力)、次はcollaborative(協調性)というように、共通理念の意味を持たせた。
薬剤に国境はないと言う窪田氏は、研究、臨床、ベンチャーと可能性を追求し続ける自身の歩みを、著書『極めるひとほどあきっぽい』に記している。
2011年には日経ビジネス「次代を創る100人」に選出された。座右の銘は「Never Give Up!」。MDA疾患の克服に大いに期待したい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 ついに来た!ブロックバスターの予感
0.0: 0.0: 54 ついに来た!ブロックバスターの予感
0.0: 2.0: 2 経歴
0.0: 3.0: 21 人生初の著書「極めるひとほどあきっぽい」(日経BP社刊)
0.0: 3.0: 55 会社概要
0.0: 5.0: 59 アキュセラ社による加齢黄斑変性(AMD)の治療対象ステージ
0.0: 8.0: 58 加齢黄斑変性による中心視力障害(1)
0.0: 9.0: 4 加齢黄斑変性による中心視力障害(2)
0.0: 10.0: 0 ドライ型AMDに伴う黄班部地図状萎縮の拡大図
0.0: 11.0: 1 アキュセラ社の成長
0.0: 13.0: 11 アキュセラ社の歴史(1)
0.0: 13.0: 45 インキュベーション施設に開設したラボ
0.0: 13.0: 59 アキュセラ社の歴史(2)
0.0: 15.0: 37 アキュセラ社の歴史(3)
0.0: 16.0: 12 アキュセラ社の歴史(4)
0.0: 16.0: 46 アキュセラ社の歴史(5)
0.0: 17.0: 46 アキュセラ社シアトル本社
0.0: 18.0: 37 アキュセラ社 集合写真
0.0: 20.0: 3 マネージメントミーティング
0.0: 20.0: 26 研究所にてチームメンバーと
0.0: 20.0: 59 研究所にて
0.0: 21.0: 59 マネージメントチーム
0.0: 23.0: 46 コアコンピテンシー
0.0: 30.0: 56 どのような会社を作っていくか?
0.0: 32.0: 38 低い薬剤開発の成功確率
0.0: 35.0: 49 大企業 vs. ベンチャー企業 イノベーション比較(新規化合物承認取得割合)
0.0: 38.0: 17 眼科系医薬品の売上予想:総医薬品より突出した売上高上昇率
0.0: 39.0: 51 資料(1)
0.0: 40.0: 0 資料(2)
0.0: 40.0: 33 資料(3)
0.0: 41.0: 34 成長の鍵
0.0: 45.0: 4 幼少期~高校時代
0.0: 49.0: 27 慶應大学医学部~同大学大学院時代
0.0: 52.0: 8 虎の門病院勤務時代
0.0: 53.0: 22 起業の瞬間
0.0: 58.0: 16 座右の銘
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授/一橋大学イノベーション研究センター特任教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:名和田 知加

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