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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー330

【向研会】ドイツの研究
~日本はドイツから何を学ぶか~


概要:
日本と同程度の国土・人口を抱え、中規模成熟国家であるドイツは、工業を主要産業とし、世界同時不況前の水準を上回る経済成長を示している。戦後の反省から周辺諸国への貢献を続け、現在ではEU諸国に不可欠な国としての地位を築いている。構造改革、ブランド化などで成長を続ける大企業や、得意分野に特化し世界市場を席巻する中小企業など、ドイツの国内企業は多くの業種において世界をリードする。
本番組では、ドイツの国家モデルを検証し、日本がクオリティー国家として成長するために必要な方策を提言する。
一人当たりGDP4万ドル・人口1億人規模の中堅成熟国家(日・独・仏・英・伊)の中でドイツは唯一、世界同時不況前の水準を上回る経済成長を示している。東ドイツ統合、欧州安定メカニズムの最大拠出国、周辺EU諸国からの移民受け入れなど、他国のために負担・貢献をすることで対外的な評価を高め、外交力を強化してきた。

2003年にシュレーダー首相が労働市場・社会保障改革「アジェンダ2010」を断行し、「解雇保護法」の緩和などでドイツの労働コストが抑制され、企業の雇用意欲が改善、失業率は5%程度となり労働市場が活性化した。政府の支援に支えられた大企業は、構造改革、グローバル化、ブランド力向上など構造改革を実施することで競争力を高めてきた。多角経営で業績が伸び悩んでいたシーメンス社は、ノンコア事業から撤退し、インダストリー、ヘルスケア、エナジーの3部門に資源を絞り込み利益率を向上させている。
大手化学会社のバイエルは、抜本的な事業ポートフォリオの入れ替えを行い、大手医薬品メーカーを買収するなど成長分野へ事業をシフトさせている。大企業だけでなく、中小企業も積極的に国際展開を図っている点がドイツ企業活動の特徴だ。
コラーゲンで世界市場100%のシェアを持つドクター・ズベラックなど、「隠れたチャンピオン企業」と呼ばれるニッチ市場を支配する技術志向の中小企業が多数存在し、彼らが輸出を牽引している。ドイツの中小企業は、自分の得意分野に深化・特化してグローバルマーケティングを行っている。

外交、経済、産業、統治機構などの面でドイツと日本を比較すると、過度の中央集権により全国で均衡ある発展ができなかったなど、日本の問題点が多く浮かび上がってくる。
ドイツは、中央政府が外交・国内構造改革を進め、州政府が産業発展を担うことで大きなクオリティー国家となり得た。日本はドイツの国家モデルを参考に、道州制の導入、アジア経済圏の構築などに向けた取り組みを行い、クオリティー国家へと変貌を遂げるべきだ。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ドイツの研究
00: 12: 05 1.なぜドイツに注目するのか?
00: 13: 15 2.ドイツの現状(1)
00: 13: 36 2.ドイツの現状(2)
00: 14: 37 2.ドイツの現状(3)
00: 16: 32 2.ドイツの現状(4)
00: 17: 25 2.ドイツの現状(5)
00: 20: 07 2.ドイツの現状(6)
00: 22: 52 2.ドイツの現状(7)
00: 23: 10 2.ドイツの現状(8)
00: 24: 30 2.ドイツの現状(9)
00: 26: 05 2.ドイツの現状(10)
00: 27: 40 3.ドイツの政治(1)
00: 30: 09 3.ドイツの政治(2)
00: 31: 58 4.ドイツの外交・EU関係(1)
00: 32: 19 4.ドイツの外交・EU関係(2)
00: 32: 51 4.ドイツの外交・EU関係(3)
00: 33: 29 4.ドイツの外交・EU関係(4)
00: 34: 17 4.ドイツの外交・EU関係(5)
00: 35: 22 5.ドイツの経済改革(シュレーダー改革)(1)
00: 37: 46 5.ドイツの経済改革(シュレーダー改革)(2)
00: 37: 56 6.ドイツの産業競争力
00: 38: 44 6.ドイツの産業競争力(事業構造改革)(1)
00: 39: 22 6.ドイツの産業競争力(事業構造改革)(2)
00: 40: 04 6.ドイツの産業競争力(ブランド力)(1)
00: 41: 09 6.ドイツの産業競争力(ブランド力)(2)
00: 42: 19 6.ドイツの産業競争力(グローバル化)
00: 43: 11 6.ドイツの産業競争力(中小企業・隠れたチャンピオン)(1)
00: 43: 53 6.ドイツの産業競争力(中小企業・隠れたチャンピオン)(2)
00: 44: 38 6.ドイツの産業競争力(中小企業・隠れたチャンピオン)(3)
00: 46: 22 6.ドイツの産業競争力(職業訓練)
00: 48: 17 7.ドイツの統治機構・地方自治(1)
00: 50: 44 7.ドイツの統治機構・地方自治(2)
00: 51: 41 7.ドイツの統治機構・地方自治(3)
00: 52: 10 7.ドイツの統治機構・地方自治(4)
00: 52: 49 7.ドイツの統治機構・地方自治(5)
00: 54: 14 7.ドイツの統治機構・地方自治(街並み・景観)
00: 55: 31 8.ドイツ人の生活・資産形成
00: 57: 12 まとめ(日本の問題点)
00: 58: 44 まとめ(日本はドイツから何を学ぶべきか)
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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