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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー324

【Infinity Ventures Summit 2012 Fall Kyoto】
グローバルで成功する経営者になるための条件


概要:
現代のインターネットビジネスは、Amazonのように国境に関係なく簡単に世界展開が可能になり、小資本で短期間に成長が見込める事業でもあるため、多くのベンチャーが生まれた。日本では、海外へ進出して勝ち残るビジネスモデルは少なく、起業家の勉強不足などから撤退を余儀なくされるケースが目立つ。
本番組では、世界規模に育たない日本のベンチャーが抱える課題をつまびらかにし、グローバルで成功する経営者になるための条件を提示する。
最近のインターネットビジネスの多くは、起業後2年間で顧客を取り込み、3年目から収益が上昇するモデルが勝ち残っている。例えば、高価な電子カルテシステムを無料で提供し、約10万人の開業医と3千万人の個人登録を達成した米国プラクティスフュージョン社は、薬局などの広告収入で十分な収益を上げ、有料電子カルテを販売する会社は総崩れになった。グーグル創業者夫人アン・ウォジスキ氏が創業した23andMe社は、一人99ドルでDNAを解析し疾病リスクなどを提供することで登録者数を伸ばした。膨大な遺伝情報が創薬に利用できるため急成長が見込まれ、医薬品開発にデータの利用も可能になっている。
ベンチャーが挫折するのは、起業家が慢心し人材を育成しないなど、一度ヒットした事例を自分の力だと過信するところに原因がある。PCオークション、モバイルオークション、モバゲーと変遷しながら10年間で大きく業績を伸ばしたDeNAなど、企業は世代・時代・年代で事業の内容が変わるものなので、環境変化に柔軟に対応する能力も重要だ。
大前氏は、趣味で演奏するクラリネットで、優れた楽器を購入するため、必死に英語を習得し、大学在学中に通訳案内業でお金を稼ぎ、養った英語力が後のMIT、マッキンゼーなどでの活動に役立った。多様な方面に関心を持って芸域を広げていくと、何かで必ず役に立つと語る。ホンダの本田宗一郎氏や、YKKの吉田忠雄氏、ヤマハの川上源一氏など、戦後の一人当たりGDPが300ドルの時代から大きく会社を成長させた企業人の哲学から学ぶことも多い。彼らの『私の履歴書』(日本経済新聞社)が参考になるだろう。
リーダ-は常に経営の勉強を続け、これだと決めたときにはスピードと方向を間違えずに勝負する。駄目だったら、そこで総レビューをし、自分が間違っているかもしれないという謙虚さを持つ。日本の若き経営者は、戦後の貧しい時代に素晴らしいリーダーシップを発揮した企業人のように、強いアンビションを持ってグローバル世界で成功してほしい。
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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