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メコン経済圏のビジネス動向 > メコン経済圏のビジネス動向 02

ベトナム進出企業に聞く、新興国ビジネス展開のポイント
ゲスト:薛悠司氏(ソルテックベトナム代表取締役社長/エボラブルアジア取締役会長)


概要:
チャイナリスクの顕在化により、日本企業のベトナムへの投資が増加しており、2012年には、直接投資額、日系企業進出数ともダントツの1位であった。日本人と似た国民性を持ち日本との親和性が高いとされ、中国に代わる製造拠点としても、新たな巨大マーケットとしても注目を集めるベトナムに不安材料はないのだろうか。同国で設備制作会社やオフショア開発会社経営に関わる薛悠司氏に、ベトナムでのビジネス展開のポイントを聞く。
中国からベトナムに工場を移管する動きが活発である。ベトナムの人件費は、中国よりも低く、コスト的に魅力がある。ただし、プロダクトによっては原料を輸入に頼らざるを得ず、コスト優位性が失われる可能性があるので、原価はトータルに考えなければならない。また中小企業などは、初期投資を抑えて、後々大きくしていこうと考えることが多いが、販管費、設備の減価償却費をふまえた上でのコスト競争力を出すには、ある程度の規模が必要であることを念頭に入れておかなければならない。
また日本との親和性が高い上に、ワーカーレベルの労働力は質が高く、日本のものづくりを再現できるポテンシャルはある。ただしマネジメント層は絶対的に不足しているので、その育成が課題である。
消費市場として見た場合、現状、ベトナム国内への販売を目的とした商材の製造拠点設立はほぼない。食品や消費財の販路としては可能性があるが、すぐに市場シェアをとれるわけではないので、体力のある大手企業が中心となるだろう。中小企業としては、日系企業を対象としたB2B市場がビジネスとして考えやすい。
IT分野でも同様で、優秀な人材が多く、オフショア開発企業などの進出が有望である。ただし、設備や人材育成に対してある程度の投資を行わなければ、いい人材が集まらない。
消費市場として見た場合、先行者利益を得るためには今のうちから進出しておく必要があるが、市場が未成熟であるため採算ベースに乗るかどうかは未知数である。そのバランスをどう考えるかがそれぞれの企業にゆだねられる。
ベトナムは、製造拠点としても消費市場としても魅力の高い国であるが、安い人件費だけを求めて進出するのでは、成功は難しい。日本の人材に対するのと同じようなコミュニケーションや人材育成策でモチベーションを高める努力が必要である。片手間ではなく、適正なリスクをとって進出していくことが重要である。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ベトナム進出企業に聞く、新興国ビジネス展開のポイント
00: 01: 28 ゲストプロフィール
00: 03: 55 なぜ今、ベトナムなのか
00: 05: 45 日系企業進出が進むベトナム
00: 06: 23 進出する日系企業の傾向
00: 08: 08 ベトナム進出企業の現状
講師紹介: 小原 祥嵩(おはらよしたか)
ハバタク株式会社 取締役
IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社(現、日本IBM)へ入社。戦略コンサルタントとして複数業界・業種のクライアントに対する組織・業務変革の支援を行う。 2010年、ハバタク株式会社を設立。現在はベトナムを拠点に日本企業・人のメコン地域を中心としたアセアン地域への事業展開支援を行うと共に、各国のイノベーター達と日本人のビジネス共創プラットフォーム構築を行っている。

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  アシスタント:木次 真紀

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