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ビジネスモデル・イノベーション > ビジネスモデル・イノベーション 03

異業種のビジネスモデルを見る視点(1)
ゲスト:山本梁介氏(スーパーホテル会長)


概要:
機能するビジネスモデル(儲ける仕組み)を構築するためには、異業種からヒントを得ることが有効である。今回は、顧客価値を再定義することを学ぶ。メーカーならば、「サービス・ドミナント・ロジック」という考え方、サービス業ならば、「マイナスの差別化」という考え方に従って、事業を成功させた企業は多い。スーパーホテル会長の山本氏をゲストに招き、業界の常識的なサービスをマイナスすることにより躍進する事業展開の事例を聞く。
サービス・ドミナント・ロジックとは、「すべての企業はサービスを提供しているのであり、そこに物の受け渡しが介在しているのが製造業である」という考え方である。製造業で成功している企業は、この考え方に従っていることが多い。
小型電動工具の製造・販売会社であったヒルティは、ユーザーが使いたい時に必要な工具を使えることが価値であると捉え、必要な時に整備済の工具一式をリースする事業にシフトした。
アシックスストアは、皇居のまわりを走る人たちのために、シューズを売るのではなく、走る環境を提供し、試走した上で購入を促す仕組みを作っている。
これに対してサービス業は、一般的なサービスをマイナスすることで差別化し、成功していることが多い。
例えば、スターバックスは、喫煙できないことで差別化した。サウスウエスト航空は機内サービスや座席指定をマイナスした。QBハウスは髭剃りや洗髪をマイナスしたことなどがあげられる。
今回のゲスト山本氏が会長を務めるスーパーホテルは、一般のホテルから様々なものをマイナスすることで、顧客価値を高め成功した企業の一つである。
例えば、同ホテルにはキーがなくチェックアウトが不要である。そのため、チェックアウト時の朝の混雑を避けることができるようになった。その分、「安全・清潔・ぐっすり眠れる」ことにサービスを集中し、低価格で高い品質のサービスを提供できている。
同ホテルは、見なしなみ、クリンネス、朝食、接客など顧客の不満要因を取り除いた上で、さらに感動を与えるサービスを重視している。そのために、従業員には経営理念を浸透させ、自律的に考えて行動できる人材育成に力を注いでいる。
同ホテルの事例から、顧客満足と効率化の同時追求は可能であることと、マイナスの差別化はリーダー企業に同質化されにくいので有効であることを学ぶことができる。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 異業種のビジネスモデルを見る視点①
00: 00: 44 ビジネスモデル・イノベーション~異業種からのビジネスモデルの移植
00: 01: 45 (1)顧客の再定義
00: 02: 24 (2)顧客価値の再定義
00: 02: 55 サービス・ドミナント・ロジック
00: 03: 43 ビジネスモデルを変えたヒルティ
00: 06: 41 アシックスストア
00: 09: 14 マイナスの差別化
00: 13: 39 ゲストプロフィール
00: 14: 38 株式会社スーパーホテル
00: 15: 19 売上高・店舗数の推移
00: 15: 59 スーパーホテルのビジネスモデル
00: 19: 10 宿泊特化型ホテル第1号店(バジェットホテル)
00: 25: 17 ノーキー・ノーチェックアウトシステム(ビジネス特許取得)
00: 32: 37 ベンチャー支配人制度
00: 36: 01 眠 「睡眠」にこだわる(1)
00: 39: 07 眠 「睡眠」にこだわる(2)
00: 39: 30 食 「食事」にこだわる
00: 42: 39 気 「元気」にこだわる(1)
00: 54: 14 気 「元気」にこだわる(2)
00: 58: 16 スーパーホテルから学べる事
講師紹介: 山田 英夫(やまだ ひでお)
早稲田大学ビジネススクール 教授
1981年慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。三菱総合研究所にて、主に大企業の事業領域策定、新事業開発のコンサルティングに従事。1989年早大に転じる。専門は競争戦略。学術博士(早大)。
デファクト・スタンダードに関する研究では、パイオニア的存在。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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