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コミュニケーションリーダーシップ > コミュニケーションリーダーシップ 03

いつどこで伝えるか-行動に移す


概要:
ビジネスにおいて目的を達成するためには、自分の戦略を一方通行で推し進めるのではなく、実際に顧客等の相手側が行動を起こさなければゴールには到達できない。前回の講義では、「ビジネス・ゴール」のための最善な手段がコミュニケーションであること、誰にどのようなメッセージを発信するのかを「コミュニケーション・ゴール」として明確に打ち出し、実行手段としてのコミュニケーションを戦略的に捉える方法を解説した。本講義では実例で二つのケースを紹介し、目標達成のための最も効果的な方法を具体的に示す。
ビジネスにコミュニケーションを取り入れることで、相手を自分の思う方向に導くことが期待できるが、ゴールへ到達するために、まず言葉と行動で考えをロジカルに説明し、相手の理解、納得を得てから行動に落とし込むというプロセスが重要である。ポイントは、成果目標を伝えるときに明確に言い切ることと、言い切ったことを実行するために、四つの戦略パターン「DDERマトリックス」の中から最も適した方法を選ぶことである。
具体例として、DDER・リポジション戦略の「アメリカ産牛肉を使ったケーススタディー」を紹介する。この場合のビジネス・ゴールは、日本でアメリカ産牛肉の消費者を増やすことだが、背景には2000年初頭に起こったBSE(牛海綿状脳症)事件の影響がある。一時は輸入禁止までなった牛肉の信頼を取り戻したいということで、コミュニケーション・ゴールは牛肉の安全性を消費者や業界関係者に理解してもらうこと。戦略は非安全から安全への「位置替え戦略」だ。アメリカ産牛肉が安全でおいしいことを位置付けるために、安全性の科学的証明、食品工場の衛生面での取り組み「HACCP」システムを導入等、高い基準で管理されていることへの理解を促し、販促につなげた。
DDER・ドライブ戦略の実例として、「子宮頸がん予防ワクチン」のケースを挙げる。ビジネス・ゴールは、予防ワクチン接種を促進すること。コミュニケーション・ゴールは、このテーマの強みである「子宮頸がんはワクチン接種で予防できる」という事実を一般女性に理解してもらうことである。戦略は、予防できることを広めて理解者を増やすことだ。組み立てたフレームワークを活動に移すには、ビジネスの基本「5W1H」が最適なツールとなる。「いつどこで誰が何をなぜどのように伝えるか」を念頭に入れ、ベストな戦術で活動してほしい。最後に、コミュニケーションは高い志がある上で技術として学ぶものであり、武器となるものである。この技術を通じて大いにリーダーシップを発揮してほしいと講師は語った。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 戦略的コミュニケーションの実例・演習
00: 02: 58 コミュニケーションリーダーシップ
00: 03: 03 第3回 戦略的コミュニケーションの 実例・演習
00: 03: 11 コミュニケーション・ゴールの策定
00: 05: 21 戦略的コミュニケーションのフレームワーク
00: 09: 16 情報のヒエラルキー
00: 11: 06 経営コンサルティングとの違い
00: 13: 24 人を動かすコミュニケーションの3要素
00: 17: 30 【再掲】戦略的コミュニケーションのフレームワーク
00: 18: 44 DDERマトリックス
00: 19: 38 戦略的インペラティブ策定の留意点
00: 29: 19 アメリカ産牛肉を使ったケーススタディ
00: 34: 59 アメリカ産牛肉の信頼を回復して消費者を増やす(1)
00: 35: 24 アメリカ産牛肉の信頼を回復して消費者を増やす(2)
00: 43: 50 子宮頸がん予防ワクチンのケーススタディ
00: 44: 03 子宮頸がん予防ワクチンの接種を促進する(1)
00: 46: 23 子宮頸がん予防ワクチンの接種を促進する(2)
00: 48: 18 子宮頸がん予防ワクチンの接種を促進する(3)
00: 49: 43 コミュニケーションの4領域
00: 53: 30 5W1Hのタイムテーブル
講師紹介: 佐藤 玖美(さとう くみ)
株式会社コスモ・ピーアール代表取締役&CEO。1986年コスモ入社、取締役開発部長を経て1987年代表取締役に就任。それまでクライアントの約7割が日本企業であったが、対日投資を背景に日本市場に参入する多くの外資系企業のコミュニケーションを支援し、現在ではクライアントの約7割が外資系となっている。米国ウェルズレイ大学(東アジア学専攻)卒業BA取得。1981年から1983年まで米国マッキンゼー・アンド・カンパニー勤務。2000年4月、スター・グループによる「The 50 Leading WomenEntrepreneurs of the World」、『Business Week』Asia版「起業家50人の一人(“The Stars of Asia”)」に選出されたほか、同年、世界経済フォーラム(スイス・ダボス会議)ではグローバル・リーダーズ・フォー・トゥモローに選出される。

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  アシスタント:松野 芳子

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