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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ578

企業から見る採用・大学から見る就職
ゲスト:関 幸彦氏(首都大学東京学生サポートセンターキャリア支援課長)


概要:
グローバル化が進む日本企業において、将来活躍するリーダー層や基幹人材を育てるためには、まず採用から考えることが第一歩となる。今回は、パナソニックで長年人事を担当し、現在は首都大学東京の学生サポートセンターでキャリア支援課長を務める関幸彦氏を迎え、企業から見る採用、産学連携のグローバル人材育成、大学から見た就職という視点で採用活動を考える。現代の採用における課題を踏まえながら、企業の取り組みや大学の正課活動の重要性について提言する。
日本企業の新卒採用は、ここ50年で大きく変化した。団塊・バブル世代の大量採用から数十年たち、雇用人数が大幅に落ち込む現在、学生と企業は対等の立場で向き合うべきである。パナソニックでは学生に約1カ月の就業体験をしてもらい、職場と学生が互いに納得の上で採用を決めるインターンシップ制度を1999年から開始。そのほか、学生とのコンタクトスペースの設置や、採用活動でも紙使用を削減するといった環境への配慮など、独自性の高い取り組みを行っている。企業は「どんな人がほしい」という明確な人材像を持つことで、その人材を確保するための採用手法を確立することができるだろう。

グローバルで活躍するためには、さまざまな国や民族の文化を理解した上で新しい価値を生み出し、世界の顧客に向けて発信する能力が必要である。そのためには語学力よりも、まず自国の文化を奥深く理解することや、高度な教養を身に付けることが欠かせない。社会に出る前の大学時代に、人との関係をつくり上げる人間力や得意分野の専門力を磨く体験をすることも、将来の人材育成において重要なプロセスとなるはずだ。
韓国の家電メーカーであるサムスン電子は、世界のさまざまな地域に社員を派遣し、1年間滞在させ、文化理解や人脈づくりを徹底的に行う「地域専門家制度」で、飛躍的に業績を伸ばした。韓国は国内資源が少なく、市場も小さいため、仕事で国外赴任することは珍しくなく、学生のうちから国際的な就労観や語学力が身に付いているという。日本の大学でグローバルな心構えを形成するためには、外国人留学生の受け入れ促進と就職先の確保、社会人学生を増やすなど、産学連携の取り組みが必要だろう。大学1・2年生からのインターンシップや、大学在学中に最低500冊の読書を義務付けるなど、仕事をする上で必要な基礎能力を、大学の正課で鍛える仕掛けをつくらなければならない。
これからの人材育成は、企業の採用課と大学の就職課だけでなく、企業も大学も総力で挑むべき問題である。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 企業から見る採用・大学から見る就職
00: 01: 07 関 幸彦氏 プロファイル
00: 02: 15 企業から見る採用・大学から見る就職
00: 02: 23 今日の流れ
00: 03: 14 私の履歴書とキャリア観
00: 06: 15 どこに焦点をあてて論ずるか?
00: 07: 36 1.企業から見る採用
00: 12: 15 採用担当の時代
00: 14: 25 パナソニックの採用活動紹介(国内)
00: 15: 08 松下政経塾の募集要項
00: 17: 11 2.産学連携のグローバル人材育成
00: 17: 50 グローバル人材の定義
00: 26: 16 とどのつまりは「産学連携」
00: 29: 43 3.大学から見た就職
00: 32: 35 「多くの学生は、進路に不安を持ちつつも社会と距離を置き…
00: 35: 39 大学における「キャリア形成支援」の定義・イメージ観
00: 39: 01 首都大学東京 現場体験型インターンシップ
00: 44: 45 在学中に500冊の読書をすること
00: 51: 39 「産学連携 人材育成」(採用・就職強化)概念図
00: 59: 08 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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