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イマドキの若者は内向きで草食なのか? > イマドキの若者は内向きで草食なのか? 04

政治に興味がない若者? ~デモ編
ゲスト:安田浩一氏(ジャーナリスト)


概要:
イマドキの若者は海外に出ない、恋愛をしない、加えて政治や社会に関心がなく、興味があるのは自分のことだけなどと言われるが、本当にそうなのだろうか。実はこれらは確かなデータに表れているわけではない。その辺のことを探るために、フリージャーナリストの安田浩一氏をお招きした。安田氏は外国人労働問題、貧困、差別等を独自に取材・執筆されているが、今回は、ある種の活動団体についてまとめられた著書を中心に、背景となるネット社会、大人たちの対応等、問題提起をしながら、若者の実態を考えていく。
安田氏は外国人労働者の取材過程で、在日外国人に対しての差別を感じることがあり、そこを探るうちに発見したのが「在特会」の存在だった。掘り下げて書かれた著書『ネットと愛国』を2012年4月に出版、第34回講談社のノンフィクション大賞を受賞したが、今年の夏に起きた領土問題を機に注目を集めている。在特会とは愛国をテーマに運動する若者中心の団体で、特徴は在日外国人に対して激しい憎悪を表す点だ。きっかけは、2002年日韓合同開催ワールドカップだった。このとき韓国のナショナリズムを目の当たりにし、自分たちの愛国心に火が付いた。特に主張する点は、在日の人たちには既得権益が与えられ、そのおかげで自分たちは苦労している、在日はその特権を使って日本のメディアや権力機構を支配しているという論調だ。活動の呼び掛けにはネットを使う。「2ちゃんねる」を中心に、自分の不満を未消化のままぶつける「ネトウヨ」という人たちがおり、在特会が彼らのはけ口の受け皿になる、自分たちを代弁してくれると賛同者が集まった。
日本人男子は、今の時代になって初めて在日韓国人や女性から抑圧されるようになり、そんな彼らを「草食男子」と呼んで差別したとの誤解もあるが、それほど現代の若者は追い詰められている。経済が不安定の中で抑圧され、非正規雇用となり、おそらく中高年層より社会を変えたいと思っていても、チャンスを与えられない事実がある。安田氏が若者に敵は誰かと取材すると、在日、教師、マスコミ、大企業との答えが多い。発言回路を持ち、安定したものに対して大きな不満を持っていることは間違いないが、その不満は、本来既得権を持つ中高年層に向けるべきだと講師は言う。逆に彼らの不満をエネルギーに変えたらどうだろう。今一番力を欲しているのは地域だ。愛国を語るより足元を見て力を注ぐことができたら絶望から救われるのではないか。中高年はもっと若者の声を聞き、お互いの資源を出し合い共有できれば、よりよい地域社会がつくれるのではと、安田氏は強調した。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 政治に興味がない若者?~デモ編 ゲスト:安田浩一氏(ジャーナリスト)
00: 00: 41 イマドキの若者は内向きで草食なのか?
00: 02: 15 ゲスト紹介
00: 02: 49 ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて
講師紹介: 深澤 真紀(ふかさわ まき)
タクト・プランニング代表取締役社長 早稲田大学第二文学部社会専修卒業・在学中に「私たちの就職手帖」副編集長を務める。幾つかの会社で編集者を務め、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。コラムニストとして、若者、女性、職、旅など様々なテーマの執筆、講演、テレビのコメンテーターを務める。

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  アシスタント:植村 智子

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